文章とは相手を行動させるために存在するものである
文章にはたったひとつの目的しかありません。
その目的とは「今すぐ人を行動させること」です。
文章を書くにあたってこのことを十分に理解している者だけが、実際に人を動かす(操れる)ことが可能となります。
これは魔法でも洗脳でもありません。
著名なメンタリストの言うように、人を動かすための文章のルールは確かに存在するのです。
人を操る文章のしくみ
人を操る文章のしくみは次のように解説されています。
読む→言葉に反応する→想像する→行動を起こす

わたしが書いたり、書いていた文章はおそらく次のように「肝心」が抜けています。
読む→言葉に反応する→・・・・・
「想像する」がないので「行動を起こす」も発生しません。
人を動かす文章のルール
次の3つとなります。
- あれこれ書かない
- きれいに書かない
- 自分で書かない
三番目がわかりづらいので補足します。
自分が書きたいことを書かないという意味です。
あなたが書きたいことは相手の心と無関係な場合が大半です。
人の心を揺さぶる文章を書きたいなら、自分の頭の中を探る時間を最小限に。刺さる言葉はあなたの中ではなく、相手の心の中にあるのですから。
読む人を想定し、その人物についてじっくりと時間をかけましょうと言います。
多くのブロガーが「ペルソナ=想定される読者像」をできるだけ詳細にイメージして書くようにというアドバイスがようやく繋がりました。
書き始めるにあたり多くの人がどうしてあれほど読者を想定し、できる限り綿密な架空のプロフィールを作り上げねばならないのかが、いまいちピンと来ませんでした。今回本書を読んで、そのことが少しは理解できたつもりです。相手の心に届き、具体的なアクションを起こしてもらうためには、その誰かはどこまでも「顔が見えていなければならない」のです。
人を操る文章とは1メッセージにて
人に思った通りに行動してもらおうと考える場合、
伝わらない文章など当然論外です。
では、伝わる文章はOKかといえば、残念ながらそれだけでは不十分。
「したくなる文章」が人を動かす文章の正体となります。
ゆえに、あれもこれもてんこ盛りでは焦点がぼやけます。
これでは「したくなる」が起動しません。
なので、文章の中に込めるのは1メッセージのみとなるのです。
踊ってみよう!
たくさんの人が推奨しているにもかかわらず、タレント本だからと手を出さない自分がいました。
けれども読み終えたあと、全くの間違いであることが大々的に判明しました。
「人生のあらゆる問題は、文章が解決してくれる」という著者の確信は大げさなものではなく、本当であると今は思えます。
そのような私に向かって「踊らされている」と言う人もいるでしょう。
口角を上げてわたしはこう答えます。

あなたも踊らされてみませんか?

