「頭が強い弱い」とは考えることについての耐性が関係します
頭がいい悪いという言い方には昔から違和感がありました。何か違うなと。
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あなたはなかったですか?
なぜなら人間のおつむの出来など所詮、ちょぼちょぼだからです。
なのに、
なぜ成功や失敗もしくは成績の高低の差は存在するのでしょうか。
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不思議に思いませんか?
答えは頭の使い方の違いにあります。
使い方の巧拙によって、成果(成績)が格段に違ってくるのです。
使い方なので、もちろん要領や経験、ノウハウやスキルが大きく物を言うはずでしょう。
一般的には
- 頭の使い方が上手いことを「頭がいい」と言います
- 頭の使い方が下手なことを「頭が悪い」と言います
本日のテーマはこれとは異なります。
頭が「強い」「弱い」についてです。
と言っても、もちろん石頭のことではありません。
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外側じゃなくて中身についてになります。
頭が強い・弱いとは?
- 頭が強いとは、考えるという行為に対して極端に耐性ができている
- 頭が弱いとは、考えるという行為を少しも持続できないぐらいに耐性が脆弱である
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それでは始めましょう。
社会人になってよく耳にしないでしょうか
職場において頭がいい悪いという評価は日常的に耳にするはずです。
半ば自嘲的にあるいは侮蔑的に。
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同じ程度に、次のような評価のコメントを聞いたことはありませんか?
「彼女は頭が強い」や「あの人は頭が弱い」といった表現です。
これは頭の使い方の上手い下手とは少しばかり違います。
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何が違うのでしょうか?
頭が強い・弱いとはどういうことなのか?
次のように解釈します。
- 頭が強いとは、考えるという行為に対して極端に耐性ができている
- 頭が弱いとは、考えるという行為を少しも持続できないぐらいに耐性が脆弱である
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ところで、耐性とはなんでしょうか?
耐性とは、考え続けることを脳自身が拒否しない特質に富んでいることに他なりません。
脳は想像以上に怠け者です、驚くほどに。
あなたも身に覚えがありますよね。
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わたしの場合は四六時中です。
脳は、あらゆる機会をうかがい、自らに負荷のかからない状態をとことん追い求めます。
恐ろしいぐらいに。
眠る、遊ぶ、サボる、何も考えない、ルーティン、過去事例。
あなたが気を抜くと、これらに安直に、強制的に流れ落ちていきます、どこまでも。
脳に抗いながら行動することを求められている
書き出せばきりがないぐらいに、脳は脳自身を働かせることを徹底的に拒みます。
脳にとって考えるという行為はある意味、天敵(天災)であるのです。
様々な理由をつけて、やらないことを選択せよと厳命します。
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そういうところだけは「勤勉」です。
たとえば、悲しいかな、
多くの人がやらない理由を数え上げることの天才性をあらゆる職場で証明していることは周知の事実でしょう。
けれども、
逃げまわる脳もトレーニング次第ではりっぱに「更生」するのです。
考える時間をできるだけとり、考えることを習慣化することで白旗を揚げ、耐性がついていきます。
最後は習慣化に屈するのです。
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実は、このやりたくないことの習慣化というのが至難の業なんです。
習慣化できることは才能のひとつです。
成功した人物はほとんどすべて、
言い過ぎではなく、
意志の力ではなく、習慣化により成功を収めたと言っても過言ではないでしょう。
脳の奴隷ではなく、習慣化の奴隷である者をひとは「天才」と呼んでもいいぐらいです。
頭の強靭性を獲得したいのならば
頭が強い人とは、
考える時間を長時間・長期間にわたって延ばすことのできる強靭な耐性を持っている人のことを指します。
このような人たちは、
逆説的ですが、実は強固な意志を持ち合わせていない場合が断然多いのです。
習慣化しているのだから、その都度意志の力を振り絞る必要がないからでしょう。
しかしながら、
そこまで到達するためには並外れた意志力がもちろん不可欠とはなります。
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どちらにしても意志力かい!
強力なマシンガンのようにぶっ放せ
人生を切り開くには知恵と勇気が不可欠です。
知恵は考えないと出てきません。
考えるとは武器です。
強靭な最高の武器です。
頭が強いとは、拳銃の弾がちょっとやそっとで弾切れしないということを意味します。
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頭が強いと聞いてあなたは誰を一番始めに思い浮かべるでしょうか?
私の場合は思想家の柄谷行人氏となります。
思考マシーン(考える機械)との異名を持ちます。
本質的な問いを執拗にトコトン考え抜く驚異の粘り腰の持ち主です。
あなたの「耐性」を鍛えるのにうってつけの著作をたくさん世に問うています。
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機会があれば、一度手にとってみてはいかがでしょうか。
- 頭が強いとは、考えるという行為に対して極端に耐性ができている
- 頭が弱いとは、考えるという行為を少しも持続できないぐらいに耐性が脆弱である
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できれば、弱いより強い方がいいに決まっていますよね。
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