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Suchmos  誰にも似ているし、誰にも似ていない

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彼らの音楽にレッテルを貼りジャンル分けすることをそろそろやめにしない

出典:公式サイト

2013年1月に結成にされたSuchmos(サチモス)は、地元神奈川(の海沿い)をこよなく愛し、茅ヶ崎をホームとする6人組のバンドです。

バンド名のSuchmosは、有名ジャズミュージシャンであるルイ・アームストロングの愛称であるサッチモ (Satchmo) からとられています。

メンバー構成は、
YONCE(Vo)、HSU(Ba)、OK(Dr)、TAIKING(Gt)、KCEE(Dj)、TAIHEI(Key)となります。

地元の幼なじみや古い友人、大学での同窓といった関係性の濃いメンバーから構成されています。ちなみに、OK(Dr)とKCEE(Dj)はご兄弟です。

彼らを一躍メジャーにしたのは、2016年リリースのEP『LOVE&VICE』からのリード曲である「STAY TUNE」でしょう。Honda「VEZEL」のCMソングに起用された都会的センス溢れるこのナンバーは衝撃的でした。

「2018 NHKサッカーテーマ」には「VOLT-AGE」が起用され、この曲でNHK紅白歌合戦に初出場を果たしました。

2019年9月には宿願であった横浜スタジアムでのライブを成功させ、これからの活躍がますます期待されています。

出典:公式サイト




ご機嫌なナンバー

出典:公式サイト

以下の曲は個人的によく聞いているお気に入り(ベスト5)となります。

808

Mini Album「THE ASHTRAY」からのナンバー。メンバー間では「やおや」と読まれているようです。

「STAY TUNE」に続いてHondaのVEZELのCMソングとして起用されました。MVがとにかくかっこいいので必見です。

PINKVIBES

落ち着きます。そして少しづつ気分が高揚していく、不思議な曲。

MINT

若さの一瞬の煌めきが見事に切り取られている人気の高い名曲です。

YMM

横浜みなとみらいの略。

たぶん同世代のどのバンドにも出せないテイストに溢れている一曲。ベースラインの心地良さを堪能できます。

GAGA

YouTubeで一度ライブ(浜スタでない方)を視聴してみてください。彼らが本物のライブバンドであることがわかります。圧倒的なグルーヴ感です。




カテゴライズから遠く離れて

出典:公式サイト

バンドの技術力の高さや音の多様性から、彼らを評する時に、あの音に似ているだとか、誰々の影響を受けているといった分析ばかりが先行しています。

実際、彼ら自身が、アシッドジャズの代表的アーティストであるjamiroqai(ジャミロクワイ)の影響を公言して憚らないので、一部では「和製ジャミロクワイ」と称される始末です。

毎日のように聴く曲として、ジャミロクワイの「ブロウ・ユア・マインド」をメンバーはあげています。

公式サイトに「ROCK、JAZZ、HIP HOPなどブラックミュージックにインスパイアされたSuchmos。」とあるように、その音楽的ルーツは多岐に亘ります。多種多様です。

誰かに似ているとか、影響を受けていると言われれば言われるほど、彼らの音楽性の豊さは逆に証明されます。

なぜなら、彼らが生み出す音楽的な豊穣さや揺るぎない世界観を彼らのオリジナリティーと認めたくない評論家の無意識が、彼らのルーツ探しへと自らを駆り立て、コピーという不当なレッテルを貼り付けたくなる衝動を抑えきれないからでしょう。

あなたが聴くべきは、彼らが受けた影響の痕跡ではなく、影響を糧とし、咀嚼した彼らが実現する「豊かさ」に違いありません。

その意味で、

彼らの「音」は誰にも似ているし、誰にも似ていないのです。

彼らの独自性を支えるひとつとして、TAIHEI(Key)が生み出すサウンドのメロウさ、透明性があげられます。これに加え、YONCE(Vo)の抜群のリズム感に注目してください。

バイブスよ、永遠に

出典:公式サイト

優れたミュージシャンは、過去の遺産に学び、自らの血肉とし、独自の音楽を創造していきます。

公式サイトに正確に記されている通り、彼らは「インスパイア」されました。

つまり、元々彼らの中にあった音楽性が化学反応を起こした結果に過ぎないのです。

これからも、彼らの音楽は創造的進化を遂げていくことでしょう。

問題は、時代やファンが追随できるかいなかであると思います。

昔の音の方がよかったという郷愁や、時代遅れだとか今の時流には似つかわしくないなどといった流行を基準にしたお門違いの評論が口にされる日が遠くない将来に来るとも限りません。

万が一、そのような不当としか言いようのない非難を浴びるとしても、彼らは神奈川の地にしっかりと根を張り、自らの信じる音をひたすらに追求していることでしょう。

きっと、バイブス(気合やノリ)を共有する仲間と共に、どこまでもご機嫌で心地よい「バイブス」を奏でながら。

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