動物(動くもの)としての人間
最近、ウォーキングを始めました。
デスクワークがメインである仕事柄、休みの日ぐらいは外に出て体を動かさなければと思いつつ、何十年もたってしまいました。
大反省。
今更遅いという考えを封印し、やらないよりましと続けています。
体に適度な負荷をかけることが最善との判断の結果、ウォーキングに着地しました。
1回に10㎞も歩いてないレベルです。
でも、歩いている最中や歩いた後の爽快感は格別!
人間はまさに、動物であり、動くことがデフォルトであることを認識しました。
と同時に、ひとつ大きな発見に至りました。
ウォーキングを続ける中で、最大の発見は頭を空っぽにできる時間を確保できることです。
これはなかなかに凄いことだ。
ウォーキングのやり方は人それぞれ
ウォーキングのやり方はだいたい次の3つのパターンでしょうか。
- 音楽を聴きながら(もしくは音声情報を聞いている)歩いている
- 仲間と会話しながら歩いている
- 黙って歩いている
歩いている時間を快適にするために好きな音楽を聴く人は結構います。
そのためのガジェットも数多く発売されています。
時間がもったいないので、ニュースを聞きながら情報取集に努めている方も多いはず。
読み上げ機能を利用して、耳から読書を実践する場合もあるでしょう。
仲間と連れ立って歩き、活発なコミュニケーションの時間に充てている人たちも多いです。
健康づくりの仲間がいるということは幸せなことだし、羨ましい限りです。
半分ぐらいの人は黙々と、黙って歩いています。
私もそうです。
その間、とりとめのないことが頭に浮かぶことも多いですが、多くの場合、無の状態になっています。
無の時間です。
これが素晴らしい!
アタマを空っぽにできる絶好の機会
現代人は起きてる間中、なにかしら頭を働かし、脳はフル稼働です。
正直、疲れます。
瞑想などの時間を意識的に取り入れ、リフレッシュに努めるビジネスパーソンも多いことでしょう。
欧米の高所得者に多そうです。
特別なメソッドがなくても、わざわざそのような機会を作らなくても、ウォーキングをすればほぼ頭を空っぽにできます。
これはうれしい発見でした。
何も考えないようにすることは、日常生活において結構難易度が高いです。
知らず知らずのうちに、何かを考えたり、何かを思い浮かべたりしてしまいがちです。
ウォーキングをすれば、
視覚情報がたくさんはいってくるにもかかわらず、それが意味に変換されて頭を占拠されることがありません。
景色は風のように、頭の中で意味を形成せずに、ただ通り過ぎていくばかりです。
少なくとも私の場合はそうです。
これは非常に新鮮で心地の良い状態です。
安易とは言わないまでも、ごく簡単にそのような状態を作り出せることができるウォーキングをやらない手はないでしょう。
体は動くのに、ある意味、脳は動かない状態にできるウォーキングをあなたも是非始めてみませんか。