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衣食住の衣

投稿日:2016-10-18 更新日:

衣食住についてあらためて考えてみました

一度は聞いたことのある言葉だと思います。

そして、子供の頃から不思議に思っていたことがあります。

食はわかります。食べないと死んじゃうから。

住もわかる。その辺にとりあえず寝起きはできない。

なぜ、衣が並列されているのか(同等なのか)?

他の2つとどうにもバランスが取れないように思えるのです。

ミック
解せない
キース
わからない
ペイジ
なぜなぜ?

キーワードは社会性です。

この観点から「衣食住の衣」について以下にお話します。

キーワードは「しのぐ」なんです

衣食住は人間が生きるうえで最低限必要な生活条件のようなものです。

次のような切り口での説明を以前に聞いたことがあります。

「しのぐ」がポイントとなります。

  • 寒さをしのぐための衣
  • 飢えをしのぐための食
  • 雨露をしのぐための住
気になるね、この本

なるほどなあと思いました。

生き残るための必要十分条件の確保といったところでしょうか。

衣について

衣服がなければ、寒さをしのげません。

もちろん暑さをしのぐ場合にも同様に必要です。

直射日光は体に悪いですから。

広い意味で帽子も衣服の一部であると考えると、よくわかると思います。

食について

問答無用で必要です。

生きることはある意味、ものを食べることと同義。

食があふれかえる現代において、飢餓が常態である時代は想像し難いですよね。

人はパンのみに生きるにあらずですが、まずは今日の「米」です。

住について

暖かい布団に入る瞬間、最上の喜びを噛みしめる方は少なくないでしょう。

私も例外ではありません。

家というのは、雨風を防ぐと同時に安心感やくつろぎを与えてくれます。

帰る場所があるというのは無条件で有り難いものです。

要するに衣は格落ちなのか?

衣食住のうち、生き延びる、快適に過ごすという観点からみると、この3つの必要性は十分に理解できます。

他の2つの必要不可欠感が強烈なために、どうしても衣のパンチ不足感は否めません。

では、なぜ衣は同列・同格なのでしょうか?

社会性の獲得としてのファッション、それが衣

暑さや寒さをしのぐだけで用が足りるのであれば、布をまきつけたり、必要最低限なデザインで事が足りるはずです。

なぜこれほどまでにカラフルで様々な服が毎年毎年この世に生まれてくるのか?

産業としての側面を棚上げした場合、ファンションにおいて重要視されるべき点は、そのコミュニケーション性です。

人間は社会的動物です。

社会を形成して生きるわれわれは社会性の獲得がある意味その社会へのパスポートとなります。

お互いの社会性を確認するための最初の第一歩が衣装なのです。

それが入り口です。

どのような人物なのか、どのような価値観なのか。

どのような感性を有しているのか、どれぐらいの社会的地位であるのか。

どれぐらいの経済力があるのか。

衣服は如実に物語ります。

コミュニケーションとしての衣装

人が裸のままでいられないのは、生理的欲求や健康面の問題ばかりでなく、他人とコミュニケートしないと生き延びることができないからです。

衣服を身に着けることから社会性が始まるのかもしれません。

ゆえに、衣は衣食住のなかで他の2つと同格でなければならないのです。

人が人の間で生を営むかぎり、どれかひとつも欠けることは許されません。

衣のファッション性を考えるとき、人はひとりでは生き延びることができないということを強く感じます。

ファッションのファッション性は文化的要素よりも生存条件からもっと問われるべきかもしれません。

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