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ユニクロはなぜこんなにも世界で支持されるのだろうか

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UNIQLOを一着も持っていない人を探すのが困難な時代

SNSでユニクロを見かけない時はありません。

そう言っても全然おかしくないぐらいに、我々の日常を形成するアパレルメーカー、ユニクロ。

パドー

時価総額NO1であるのも、そりゃそうだろうと思います。

日本発の巨大企業は有名デザイナーとのコラボを次々と成功させ、その成果をインラインに貪欲に取り込み、日々進化を続けています。

ユニクロはなぜこんなにも世の中に支持されているのでしょうか。

答えは簡単です。

「高見えする」からに他なりません。

言い換えるならば、他を圧倒するコストパフォーマンスを叩き出しているからなのです。

ハイブランドの魔力

ファッションとは差別化です。

他人にその価値を認められた差別化が目指されています。

したがって、希少性は不可欠となります。

レアであるとは、現代において高価であることと切っても切れません。

ゆえに、ハイブランドが渇望されるのでしょう。

身につければ、他者に一目置かれ、着用することにより気分が上がるのです。

加えて、センスがいいと評価を勝ち取ることができるのならば言うことはありません。

ハイブランドは、あなたの虚栄心や自尊心をどんな時も絶対的に肯定してくれます。

最高の代替え作用

誰も彼もがハイブランドを気安く買えるわけではもちろんありません。

気安く買えるわけではないので、ハイブランドはそのハイブランド性を維持しています。

限られた予算の中で、最大限におしゃれ心を満足させたい。

そのようなファッション好き(ファッション好き予備軍)のニーズに的確に応えたのがユニクロという存在です。

人々がユニクロを求めるのは、高見えするからです。

高見えとは、何を意味するのでしょうか。

簡単に言うと、コストパフォーマンスが極めていいいうことを意味しています。

つまり、値段のわりに圧倒的にクオリティが高いので、買いたい・身につけたいとあなたに思わせる力を有しているのです。

コストパフォーマンスがいいとは

ユニクロの場合、コストパフォーマンスがいいとは次の5点から導かれる評価であるのでしょう。

  1. 素材がいい
  2. 着心地がいい
  3. 縫製がしっかりしている
  4. デザインがいい
  5. 低価格である

素材がいいから高見えします。

縫製がしっかりしているから高見えします。しかも耐久性に優れているのです。

違いは常にディテールに現れます。

デザイン性に富んでいるので、高見えします。

高品質なので、着心地がいい。

パドー

当たり前ですね。

クオリティが高いのに、あり得ないほどの低価格。

誰もが納得する圧倒的なコストパフォーマンスの良さが実現されているのです。

ゲーム感覚で追求されるコストパフォーマンス

忘れてならないのは、発売後に販売状況に応じて、順次、値下げがされていくことです。

狙っていたアイテムが、もう少し下がるのではないか、今買わないとサイズがなくなってしまうかも等、様々なことを考えながら、今買おうかそれともまだ待とうかと悩んだ経験があなたにもあるはずです。

ワクワク、ドキドキするゲーム性がそこにはあります。

これ以上は危険だと注文を決断し、意中のアイテムをゲットした数時間後に、サイズがなくなっていることを目の当たりにした時のあなたの満足感はおそらく計り知れないものでしょう。

定価よりもいかに安く買うことができるか。

ある種のチャレンジャー精神も駆り立てられます。

コストパフォーマンスをゲーム感覚で追求できる喜びさえも、あなたにもたらしてくれる。

それがUNIQLOなのです。

ファッションの民主化・解放・神話性

ファストファッションメーカーは一般大衆の日常の隅々にファッションを浸透させた立役者です。

日本においては、その主導的役割を今もなお、ユニクロが担っています。

ファッションに対する関心の度合いを確実に底上げ、ある意味民主化に一役買ったと言い得ます。

ファッションに対するハードルを下げ、誰もが気軽に色々なスタイルを試すことを可能にしたのは紛れもなく、高品質と低価格を両立させたユニクロに他なりません。

海外を中心にユニクロのブランド化は着実に進行しています。

将来、ハイブランドとなるかいなかは誰にもわかりませんが、現行の企業理念から判断するに、そのようなブランド志向への舵切りは考えにくいと言わざるを得ないでしょう。

もしも、ユニクロの思想がハイブランドの概念を駆逐するのならば、現在進行形の神話を我々は手に入れたことになるのかもしれないのです。

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✒︎ writer (書き手)

人事屋パドーのアバター 人事屋パドー レビューブロガー

本サイト「シンキング・パドー」の管理人、人事屋パドーです。
非常に感銘を受けた・印象鮮烈・これは敵わないという作品製品についてのコメントが大半となります。感覚や感情を可能な限り分析・説明的に文字に変換することを目指しています。
書くという行為それ自体が私にとっての「考える」であり、その過程において新たな「発見」があればいいなと毎度願っております。

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