ハロプロの最終兵器を世間が「発見」する日はもう間近である
「ハロー!プロジェクト」もしくは「ハロプロ」という言葉を聞いたことがあなたにもあるはず。
ハロプロとは、アップフロント系の芸能事務所に所属する女性アイドルグループや女性タレントの総称(及びファンクラブの総称)となります。一般的には「モーニング娘。」が有名です。
Juice=Juice(ジュースジュース)は、ハロプロ内のグループのうちのひとつですが、人気実力ともに「モーニング娘。」と肩を並べているグループなのです。
業界の(大人の?)事情からか、地上波の歌番組にはまず出演機会がないために、メジャーとは言い切れません。
けれども、大ブレイクは時間の問題だとファンの間では長きにわたって言われ続けているスーパーグループなのです。(デビューの年に日本レコード大賞の新人賞を受賞しています)
進化するメンバー
6人でスタートしたメンバーは、現在9人の構成となっています。
昨年12月に宮本佳林さんが引退したので、現在新体制の8人となります。
2013年2月
高木紗友希・宮本佳林・植村あかり・宮崎由加・金澤朋子・大塚愛菜の6人でマイナーデビューを果たします。
2013年7月
大塚愛菜さんが脱退します。
一身上の都合により離れましたが、今でも脱退を惜しむ声は少なくありません。
逆に5人でよかったというファンの意見もあります。
2013年9月
高木紗友希・宮本佳林・植村あかり・宮崎由加・金澤朋子の5人によりメジャーデビュー。
デビュー曲は、トリプルA面シングル。
「ロマンスの途中」「私が言う前に抱きしめなきゃね」「五月雨美女がさ乱れる」
リーダーは最年長で19歳の宮崎由加さん。
宮本佳林さんや植村あかりさんが結成当時14歳であったことから、難しい舵取りが求められていたと想像できます。
2017年6月
高木紗友希・宮本佳林・植村あかり・宮崎由加・金澤朋子・梁川奈々美・段原留々の7人編成となります。
梁川奈々美さんと段原留々さんが加入。
カントリー・ガールズに所属する梁川奈々美さんはJuice=Juiceに兼任として参加します。
段原さんは広島アクターズスクールにも所属していた実力派のハロプロメンバーです。
2018年6月
高木紗友希・宮本佳林・植村あかり・宮崎由加・金澤朋子・梁川奈々美・段原留々・稲葉愛香の8人編成となります。
芸能活動をしばらく休止していたカントリー・ガールズの元メンバーである稲葉愛香さんが加入。
おそらく梁川奈々美さんの卒業を見越しての参加であったと推測されます。
2019年3月
一身上の都合により、梁川奈々美さんが惜しまれつつ卒業となり、同時に芸能界を引退します。
魅力的で才能豊かな彼女の復帰を望む声は今も絶えません。
2019年6月
高木紗友希・宮本佳林・植村あかり・金澤朋子・段原留々・稲葉愛香・工藤由愛・松永里愛の8人編成となります。
フレッシュな15歳コンビ、工藤由愛さんと松永里愛さんが加入します。
宮崎由加さんの卒業を見越しての加入であると推測されます。
同月、偉大なるリーダー宮崎由加さんが卒業し、新リーダーに金澤朋子さんが就任します。
同時に、一年後の宮本佳林さんの卒業が発表され、大きな衝撃が走りました。
2020年4月
高木紗友希・宮本佳林・植村あかり・金澤朋子・段原留々・稲葉愛香・工藤由愛・松永里愛・井上玲音の9人編成となります。
元こぶしファクトリー(こぶしファクトリーは3月に解散)の井上玲音さんが加入します。
宮本佳林さんの卒業は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で延期されたままとなっています。
井上玲音さんのメンバーとしての活動は宮本佳林さんの卒業後との取り決めであるために、中途半端な状態が現在も続いています。
奇跡のコラボレーション
卒業の延期により、井上さんと宮本さんのコラボが実現!
来るもの、去るものを表現するための背中合わせの演出が素敵です。
2020年12月10日
延期となっていた宮本佳林さんの卒業コンサートが日本武道館で行われます。
Juice=Juiceから宮本佳林が卒業するのではなく、宮本佳林からJuice=Juiceが卒業する日
「CHOICE&CHANCE」の間奏における井上さんのボイパは度肝を抜きます。
2021年2月12日
一心上の都合で、高木紗友希さんが脱退となりました。
類まれなる才能なので、どんな形であれ、これからも歌い続けてほしいと願うばかりです。
とにかく残念です。
2021年7月7日
新メンバーの加入となります。
一気に3人も増えます。
有澤一華さん、入江里咲さん、江端妃咲さん。
新しい展開が図られるのでしょう。
2021年11月24日
横浜アリーナの単独コンサートをもって、金澤朋子さんが卒業となります。
病気と戦いながらの活動に一旦、終止符が打たれます。
元気な姿での単独活動を心より待っています。
ありがとう、偉大なるリーダー。
メンバー紹介
宮本佳林
Juice=Juiceのセンターであり不動のエース。
ハロプロの申し子とも称されています。
アイドル・サイボーグ(アイドルの鑑)との異名を持ち、プロ意識の高さはハロプロ内でも群を抜いています。
多くの楽曲において第一声を担当することからも、絶対守護神的安定感は半端ないです。
実力がありながら、何度もオーディションに不合格となっていることから、つんく氏が宮本さんを中心としたグループを作るために落とし続けたとの都市伝説があります。
表現力は尋常ではなく、その透明感ある歌声は唯一無二であると言えるでしょう。
ダンスもキレキレで、卒業後の本格的なソロ活動が非常に楽しみです。
高木紗友希
宮本さんとはハロプロエッグ(現ハロプロ研修生)時代からの盟友。
Juice=Juiceのディーバ(歌姫)であり、ハロプロ内で歌唱力ナンバー1とする評価も少なくありません。
たびたび曲中でフェイクを駆使しますが、その伸びやかな歌声は圧巻の一言です。
植村あかり
ビューティー担当と言われていますが、歌もダンスも非常に魅力的です。
デビュー当時より美少女ぶりが目立っていましたが、レッスンと努力の結果、歌やダンスの当時の低評価を覆してしまいました。
彼女の一途な歌唱と声に魅了されるファンは多いです。
身長も高く、ステージ映えするビジュアルにあなたも釘付けとなるでしょう。
金澤朋子
唯一無二のボイスの持ち主。
彼女の歌声は、曲に程よいアクセントをもたらし、Juice=Juiceの独自性を下支えしています。
いわゆる研修生時代をほとんど経験せずに、高校生の時にデビューですから、ある種のエリートであると言えるでしょう。
年齢の壁がもたらす「卒業」が不問律である雰囲気が一部あるような、ないような。
彼女が抜けた後のJuice=Juiceはやはり想像できないので、ご自身が納得するまでは歌い続けて欲しいです。
宮崎由加
偉大なるリーダー(彼女でなければグループは空中分解していたことでしょう)。
結成当時、理系の大学を中退しての参加であった19歳の少女にとって、最年少が14歳であるグループをひとつに束ねることは、並々ならぬご苦労があったと想像します。
彼女の持って生まれた包容力がそれを可能にし、スーパーグループをまとめ上げたのでしょう。
最年長でありながら「あざかわ(あざといがかわいい)」と愛情を込めて呼ばれるチャーミングさが全開でした。
植村さんと同じく、努力で歌とダンスを磨き上げた頑張り屋です。
高木さんと宮崎さんのユニゾンは個人的には最も聞き惚れました。
今はもう聴くことができないのが本当に残念です。
大塚愛菜
幻のメンバー。
彼女が辞めていなかったらと、惜しむ声は多いです。
PVを見る限り、将来が非常に楽しみな逸材であったことが窺い知れます。
声質も個性的であり、6人のJuice=Juiceを見たかったと、今やない物ねだりです。
梁川奈々美
早すぎる卒業、引退と今も惜しまれている存在です。
兼務という過酷さが軽減されていれば、長く続けられていたのでしょうか。
はかなさを表現させればピカイチの歌声がもう聴けないのはつくづく残念です。
段原留々
とにかく歌が上手い。
文句なく、高木さんとの二枚看板です。
ダンスも文句のつけようがなく、歌よし、ダンスよしの逸材!
次世代の中心的存在です。
稲葉愛香
小柄ながら、ダイナミックなそのダンスは非常に高い評価を得ています。
ツインテールがよく似合います。
彼女に対しては、好意的でない意見も目にしますが、一生懸命さがとても伝わる愛くるしい存在であると思います。
歌唱についても初期の癖の強さが緩和され、非常に耳馴染みのいい歌い方へと変化してきています。
これからますますソロパートが増えてくることでしょう。
工藤由愛
頑張りが前面に出ていて、年相応の素直さが全開しています。
ダンス時の全力投球は宮本佳林さんを彷彿させます。
硬さが見られるものの、素材の良さでいつ大化けしてもおかしくないでしょう。
おそらく数年後、メンバー中、最も素敵な女性になる可能性に満ち溢れている存在であると言い切れます。
松永里愛
ステージ上での度胸の座り方から、「人生3回目」とも言われています。
歌唱力は文句の付けようがないです。
これからどんどん伸びていく、末が楽しみなひとりです。
井上玲音
こぶしファクトリーの頃からの人気者です。
しっとりとした歌声であるので、曲の表情に幅が広がることでしょう。
女性ファンの獲得にも一役買いそうな憧れ感をまとっている女性です。
マイフェイバリット12
素敵な曲がたくさんあるのですが、特にお気に入りの12曲を以下にご紹介いたします。
- 私が言う前に抱きしめなきゃね
- イジワルしないで抱きしめてよ
- カラダだけが大人になったんじゃない
- CHOICE&CHANCE
- 「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?
- 好きって言ってよ
- ポツリと
- 愛・愛・傘
- 東京グライダー
- Borderline
- Va Va Voom
- 禁断少女
このPVはインディーズデビュー仕様となります。
つんく節炸裂。
可能性の塊のようなデビューシングル。
大塚さんのパートが非常にいいアクセントになっています。
このPVは取り直しのバージョンです。
当初、宮本さんが骨折したために「モーニング娘。」の石田亜佑美さんを代役に立てて撮影したバーションがあります。
オープニングから印象的な旋律が奏でられ、Juice=Juiceを代表する一曲となっています。
植村さんと金澤さんの当時のダンスのぎこちなさが逆に愛くるしいです。
今までの3作品は全て、つんく氏の作詞作曲となります。
歌い手の年齢と歌詞の内容のギャップを強調する作品群となります。
一度聞いたら、忘れられないメロディーは貫禄の一言です。
そこら辺りのロックバンドを簡単に蹴散らす圧倒的なロック感!
この曲が一番好きです。
特に2016年の日本武道館ライブはぜひご覧になってください。
全国での単独公演225箇所の集大成がこの武道館なのです。
彼女たちの思いが溢れかえっています。
初期ジュースのライブパフォーマンスの完成形がここにあります。
宮本さんの躍動感にあなたは釘付けとなるでしょう。
特に、最後の高木さんの独唱(雄叫び!?)は完全に鳥肌ものです。
こちらのバージョン、味わい深いです。
井上玲音&高木紗友希のコラボレーションとなります。
山崎あおい氏の女性の感性にバンバン訴えかける歌詞が秀逸。
それぞれが各人のパートを個性豊かに彩るバランスの良い曲となっています。
特に金澤さんと段原さんのパートは非常に心地いいです。
山崎あおい氏の世界観は男子にも刺さります。
どこかで聞いたような馴染みのあるメロディーのパッチワークが懐かしさを醸し出します。
非常にまとまりの良い作品となります。
中島卓偉氏の楽曲はもっと増やして欲しいと素直に思います。
とにかくオープニングが秀逸です。
ドラマティックな展開であっても、自分たちのものにしてしまう彼女たちの力を十分に堪能できます。
クリスタルコーラスが男子の妄想を限りなく膨らませていきます。
歌手宮本佳林の底力が誰の目にも明らかになる楽曲です。
中島卓偉氏のメロディーラインがジュースの魅力を最大限に活かします。
高木さんと金澤さんの良さが滲み出ています。
都会的センスがしっとりと歌い上げられており、ジュースの魅力がわかりやすい形で表現されているでしょう。
段原さんのくさびのような存在感がなんとも言えません。
全員メインボーカルと言われるクオリティーの高さが納得できます。
これほどメンバーの誰もが滑舌の良いグループをあなたは知らないはずです。
彼女たちこそ真のライブグループであることを納得できることでしょう。
戦闘力が高い女子のイメージ満載の楽曲。
植村さんの良さをあらためて発見できます。
表現の怪物、宮本佳林の「凄み」をソロパートで知ることができるに違いありません。
韓国のアイドルグループの楽曲もできますよ、と余裕で知らしめた一曲。
表現の総合力はやはり圧倒的です。
宮崎さんと宮本さんがグループに不可欠である(あった)ことが聴けば聴くほど身に染みます。
こちらの「Vivid Midnight」も同系列の曲になります。
全編、キュートが溢れかえっています。
この7人体制が大好きだったという声もよく聞きます。
隠れた名曲ー「Dream Road~心が躍り出してる~」
シングルカットなので、隠れてはいないのですが、心にひっかき傷を作る名曲です(Perfumeの「FLASH」とアレンジがよく似ています)。
振り付けがイマイチという意見も聞きますが、全然そんなことはありません。
素晴らしい応援歌!
フェイバリット12のうちには入れていませんが、「GIRLS BE AMBITIOUS」は自己紹介型のとても楽しい楽曲です。それぞれの個性がよく出ています。またカバー曲の一種である「Magic of Love」はライブで盛り上がる鉄板曲です。こちらも好きです。
笑ってお別れしようー「25歳永遠説」
初代リーダー宮崎さんの卒業に捧げられたメモリアルソング
今までも起こったこと、これから起こる全てのことを受け入れようとする、絶対肯定の歌。
落ち込んだ時は、ひとり静かに回復するまでリピートしましょう。
目覚めを待つ
眠れる森の歌姫(美女)たちはもうすでに覚醒しています。
目を開けていないのは、見つけられないのは、世間に他なりません。
一部の人たちだけが知っているという段階(時期)はもう「卒業」していいはず。
新型コロナウイルス感染症拡大の収束とともに、Juice=Juice及びアーティスト宮本佳林の快進撃が開始されることを願ってやみません。
つまり、迷ったときには、新しい道行くしかない
CHOICE&CHANCE