ただガムシャラに勉強したとしても、良い結果は得られない!
不幸にも大学受験が上手くいかず、浪人生活を余儀なくされる(された)あなたは、もしかするとまだ精神的ダメージが拭い切れていないのかもしれません。
結果は変えることができないので、兎にも角にも気持ちを切り替えていくしかありません。
もうすでに来年の受験は始まっていますし、できる限り早く再スタートを切るしかないのです。
その場合、やみくもに、走り出しても意味がありません。
無策であるのならば、最悪の場合、現役の時と同じ結果があなたを待っていることでしょう。
以下に、浪人生活を成功に導く3つのポイントを解説します。
ぜひ、ご参考にしてください。
大事な3つのポイント
次の3つとなります。
必ず、実行してください。
- 不合格の原因を徹底的にあぶり出す
- 他人の言葉に耳を傾ける
- 学力不足であることを自覚する
ある意味、傷口に塩を塗るような行為をあなたに要求しているかもしれません。
しかしながら、
反省と自覚がない限り、あなたに来年の成功は決して訪れないでしょう。
不合格の原因を徹底的にあぶり出す
どうして自分は落ちたのだろうかと、反省する人はまれです。
不合格の原因を詳細に分析する人は、もっとまれです。
というか、ほとんどの浪人生は、ある意味過酷である自己分析などしません。
けれども、このプロセスを経ないと、栄冠を勝ち取ることは事実上、不可能でしょう。
目標を達成するための基本は、現状と目標のギャップを適切に認識することにあります。
どこに走ってよいのかがわからないのであれば、走るだけ無駄です。
現状とは、いうまでもなく、あなた自身の弱点に他なりません。
英語がいまいちだったとか、数学がもう少しよければといった、ざっくりした「心当たり」は分析ではありません。
それはただの感想です。
そうではなく、
受験した教科ごとに、ひとつひとつ細かく、どの分野のどこがどのようにだめなのか(足りなかった)のかを、できるだけ時間をかけて書き出すのです。
書き出した上で、それをキレイに表にまとめましょう。
この過程を通じて、あなたは自分自身の弱点、すなわち、あなた自身にとっての「将来の得点源」を掘り当てることができるのです。
他人の言葉に耳を傾ける
現役の時に失敗した人の多くは、自分流を貫いた人です。
自分のペースだとか、自分のやり方などにこだわり抜いたことでしょう。
そのような自己流が、合格のレベルやラインに到達していたり、合致していたのならば、特に問題はなかったはずです。
悪い結果がもたらされたということは、自己流(自分のやり方)が的を得ておらず、怠惰な方向に流れた結果なのです。
そのことをまずは自覚しましょう。
同じ過ちを繰り返さないために、広く周りの人たちの言うことに耳を傾けるべきなのです。
まずは一旦、受け止めて、自分の中で吟味してみるのです。
否定したければ、それから却下してもぜんぜん遅くありません。
自分にはない、観点や考え方は、きっとあなたの選択をもっと豊かにすることでしょう。
学力不足であることを自覚する
不合格になったのは、力が足りなかったからです。
まずはその事実から目を逸らさないでください。
言い訳したいことがたくさんあるかもしれませんが、受験の時の条件はある意味、みんな一緒です。
負け犬の遠吠えを続けていると、負け犬根性が染みついてしまいます。
まじめに1年間勉強すれば、実力はつきますが、元々の学力が低ければ、飛躍的な伸長は当然望めません。
過度の期待や幻想はくれぐれも持たないようにしましょう。
あなたは、学力が不足していたのだから、敗れ去ったのです。
その事実から決して目を逸らしてはいけないのです。
真正面から、認め難い「現実」に向き合いましょう。
求められているのは態度変更
- 不合格の原因を徹底的にあぶり出す
- 他人の言葉に耳を傾ける
- 学力不足であることを自覚する
独善的である姿勢を何よりも排除しましょう。
そうしないと、学ぶ気持ち自体が萎んでしまいます。
浪人生とは学び人です。
自分以外の他人から、貪欲に吸収しなければなりません。
学習に対する謙虚なスタンスを維持していくのならば、合格の扉はやがて開くはずです。