たった1冊で4冊2000ページ超をモノにできるのです
マーケティングやコピーライティングの世界での名著と言われている黄金のクラッシックシリーズ三部作をご存知でしょうか?
これら2000ページを超えるエッセンスを十分の一に超訳し再構成したのが本書となります。
監修・解説の神田昌典氏は言います。
「これは、今後100年、歴史に刻まれる名著だ!」
大げさな物言いかどうかは本書を手にとってあなた自身が判断するしかありません。
けれども税別1980円で収まりきる内容でないことだけは断言できます。
本書の構成
担当編集者から3つのリクエストがあり、それに基づき本書は難産の末、誕生したようです。
- 3部作計2000ページ超のエキスを、たった1冊に凝縮する
- 現場ですぐに使える構成で、再現性のある1冊にする
- 3部作の海外事例を、すべて「国内成功事例」にする
見事な達成がなされています。
著者の知的腕力には脱帽するしかないです。
門外漢が読んでもその凄みは感じられます。
本書の目次
- 戦略を練る
- グイッと惹きつける
- すぐ行動させる
- テスト!テスト!テスト!
- 超訳サマライズ:本書を使いこなす
見たことのある国内コピー事例を解説されると、あらためてすごいコピーだったんだと身にしみます。
物が見えていないことを痛感します。
「PART1の戦略を練る」はたかだか20ページ程度なのですが、ここを読むだけでも本書を買う価値は十分にあります。
勉強になりました。
ソニー損保とアメリカンホームダイレクトを比較し分析します。
圧巻です。
本当によく分かる。
「わかること」と「できること」はもちろん別物ですが、わからないと始まらない。
マジシャンを目指して
世の中を支配する2つの大きな力がある。
「言葉」と「数字」だ。
人は、「言葉」によって影響され、「数字」によって管理されている。
コピーライティングの真髄がごく控えめに「おわりに」において語られています。
言葉と数字に存分に暴れまわっていただく「マジシャン」にできればなりたい。
そのためにあなたは何度も本書のページをめくることになるでしょう。