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「10年つかえるSEOの基本」変わらない考え方を押える

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本エントリーからの盗用その他コンテンツ全般に対する不適切な行為が認められたときは、サイトポリシーに従い厳正に対処する場合があります。

SEOってなに?本質的に理解したいのであれば、あなたがまっさきに手に取らなければいけない本です。

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SEOとは”Search Engine Optimization” の略。検索エンジン最適化を意味します。検索エンジンから企業や個人のサイトへの訪問数を増やすための取り組み全般をSEO施策といいます。

SEOに関する書籍は本当にたくさんあります。

年を追うごとに増えている感じがします。

その中でも、本書は抜群のわかりやすさを誇ります。

あなたが、ほぼほぼ基礎的な知識がないとしても、SEOの本質を確実につかみ取ることができます。

パドー

「土居くん」と「すずちゃん」の二人の登場人物の会話形式となっていますので、非常に読みやすい。

おそらく1時間ぐらいで読めてしまいます。

パドー

コストパフォーマン(価格は適正・読書時間は短い・内容は充実)はとにかくすこぶるいい

本書の構成について

本書は8つのパートから構成されています。

  1. 検索エンジンは、なんのために、どんなことをしているのか
  2. 検索する人の気持ちと行動を考えてみよう
  3. 検索ワードを見つけよう
  4. 検索ワードをサイトに反映させよう
  5. コンテンツを作ろう
  6. リンクを集めよう
  7. SEOを「売り手目線の販促活動」と考えてはいけない
  8. 検索エンジンの進化とこれからのSEO

SEOに関する基本的な考え方(学んでいくための土台)とは

以下は、質問者の「すずちゃん」が「土居くん」のレクチャーを受けたあとに、まとめたものです。

非常に簡潔に整理されています。

  1. みんなが検索しているキーワードを、ツールとかを使って把握し、「どんなことが、どんな検索で探されているのか?」を理解する。
  2. 検索エンジンが情報を正しく処理できるようにサイトを作る。
  3. Web上で検索する人にとって有意義なコンテンツを発信をしていくことで、自分のサイトに有益なリンクグラフを形成していく。
  4. 不正に順位を操作するような手法はもううまくいかない、地道に継続することが必要。

簡単に言うと、

  • 的確に
  • 居心地よく
  • わかりやすく
  • コツコツと

各章のポイントとは

次のとおりとなります。

第一章のポイント

  • 検索することは質問することと同じ
  • 検索エンジンは検索する人の質問に回答するしくみ
  • SEOとは回答を用意し、検索で取り出されやすい状態を作ること

第二章のポイント

  • 検索以外の流入経路もたくさんある
  • 検索されるキーワードと入口となるページはさまざま
  • 検索する人も行動もさまざま、具体的にイメージすること

第三章のポイント

  • キーワードを知ることは、みんなが知りたいことを知ること
  • さまざまなツールを活用して検索ワードを把握する
  • 特定のキーワードで検索される機会は、想像しているほど多くない

第四章のポイント

  • ページのタイトルはとにかく重要、検索結果の表示も意識する
  • ページの上部(冒頭)には重要なテキスト情報を集める
  • キーワードは、検索する人が使う言葉に合わせる
  • テーマは1ページで1つ。何でもかんでも詰め込まない

第五章のポイント

  • 優れた独自コンテンツを生み出す力がSEOの原動力
  • コンテンツは量よりも質。筋肉質で骨太なサイトを作る
  • 検索エンジンではなく、検索する人のためにコンテンツを作る
  • コンテンツを作って満足せず、検索する人にしっかり届ける

第六章のポイント

  • SEOにおいて、リンクを集めることは今も昔も最重要項目の1つ
  • リンクを偽装することによる順位操作は、ブラックハットSEOの代表例
  • リンクを獲得することは、サイトに支持票を集めること
  • 人間関係が形成されるように、さまざまなサイトとリンクと関係を築いていく

第七章のポイント

  • 広告とSEOでは、アプローチがまったく異なる
  • 売り手目線ではなく、買い手の期待に沿ってコンテンツを流通させるのがSEO
  • 売れるキーワードで効率よく上位表示は不正な順位操作への第一歩

おわりにのポイント

  • アルゴリズムの変更は、あくまで検索結果を改善する手段でしかない
  • 人が検索をやめない限り、SEOはなくならない
  • 検索の環境が変化すれば、SEOのあり方も変わっていく
  • 世の中のSEO情報にはデタラメも多く、すべてを鵜呑みにするのは危険
  • SEOを正しく理解するには、学習と実践を繰り返し、たくさん経験を積むこと

より理解を深めたい方は、本書に直接にあたってみましょう。

ホワイトハットSEOとブラックハットSEO

SEOに対する捉え方について二通りの考え方が世の中にはあります。

  1. ホワイトハットSEO
  2. ブラックハットSEO

著者自身はそれぞれ次のように定義づけています。

  1. 不完全なシステムでも正しく情報やその価値を理解できるよう、その不完全さを考慮してサイトを運営する
  2. システムが不完全であること利用して、検索エンジンにサイトの価値が高いかのように見せかける対策を施す

これは、

  1. サイトの価値をしっかりと高めていかなければならない
  2. サイトの価値を高めなくても、検索結果で優遇される工夫に集中しましょう

の違いとなります。

あなたも、もしかしてSEO対策といえば、2と考えてはいなかったでしょうか?

短絡的に、

手っ取り早く上位表示させるためにはどうすればいいのか、という話になってしまってはいませんか。

現在の検索エンジンは不完全です。

言い方を変えれば、永遠の発展途上と言えます。

ゆえに、あなたが目指すべきSEO施策とは、

不完全なシステムであっても上位表示を可能とする質の高いコンテンツ作りに他ならないのです。

本書を読むにあたって今一度思い出してほしいこと

著者のSEOに対する考え方の底に流れているものは、次の2つであると思います。

  • 検索エンジンは不完全なものであるのだから、テクニカルな考えに走ることは一時的な成果しか得られない
  • 自分の頭で考え、トライ・アンド・エラーを続ける

情報に踊らされることなく、表層的で一面的な対応でお茶を濁すことなく、あなたもSEOの本道を歩いていきましょう。

本書はそのための有効な一冊となること間違いなしです。

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✒︎ writer (書き手)

人事屋パドーのアバター 人事屋パドー レビューブロガー

本サイト「シンキング・パドー」の管理人、人事屋パドーです。
非常に感銘を受けた・印象鮮烈・これは敵わないという作品製品についてのコメントが大半となります。感覚や感情を可能な限り分析・説明的に文字に変換することを目指しています。
書くという行為それ自体が私にとっての「考える」であり、その過程において新たな「発見」があればいいなと毎度願っております。

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