「書く」ことを通じて成果を求めているのならば、「ザ・マイクロコピー」は強力な秘密兵器となること間違いなし
2017年9月の発売直後に買って、ざっと読んだけだった本書をあらためてよみかえしました。
Webコピーライティングの新常識と言われていた本書も
2019年が始まり、
すっかり「常識」となっている観が強いです。
すでに実践している方も数多くおられると思いますが、
読めば5分後から実践可能な実践書の鏡のような本書をご紹介いたします。

ぜひ、ご参考にしてください。
マイクロコピーってなに?
著者は次のように定義しています。
マイクロコピーとは、ボタンの文字やフォームまわり、エラーメッセージ、写真のキャプションなど、正直言ってこれまでコピーライティングの教材や、専門家がまったく話さなかった、非常に細部の箇所のコピーのことです。
別の言葉では、
「付箋に書くメッセージ」のイメージで考えてください、と。
いつもご苦労さまです
できれば至急でお願いします
いつものところにあります
1ワード、1フレーズ、1センテンスであっても、確実に行動を促します。

なんだか、今日からできそうな気がします。
顧客理解が鍵となります
あなたは書くことが苦手ですか?
わたしは、苦手ではないですが、決してうまいとは思っていません。
ゆえに、効果的なマイクロコピーを考えられるかどうかが心配です。
でも、心配しないでくださいと著者は優しく言ってくれています。
マイクロコピーを使う上で鍵となるのは、
ライティングスキルではなく、
究極の「顧客理解」である、と。
言い換えましょう。
ボタンを押す瞬間にお客様がなにを感じているのか?
PCやスマホ画面の向こう側で実際に起きている、顧客のわずかな心の動きを汲み取るスキル。
それこそが、
マイクロコピーを成功させるためのキーなのです。
本書の構成をご紹介します
豊富な例題がとりあげられているので、
具体的でわかりやすい内容となっています。
個人的に参考になったのは、
「思わずクリックしたくなる強力なコンバージョンボタンのマイクロコピー」でした。
具体例として、
大統領選でオバマを勝利に導いたマイクロコピーの解説は納得の一言です。
ベネフィットを伝える
見込み客はクリック直前まで、
「行動しない理由」を探しています。
だから、
行動した先にある「ベネフィット」を伝える必要がある。

ここが一番刺さりました。
セールスレターで説得できたとしてもダメなんです。
ボタン周りに、
クリックするためのトリガーを実装する。
それこそが、マイクロコピーです。
ライティングを生業としない人たちが、この本を読んだその日のうちにでも、売り上げを伸ばせる部分はないだろうか?
ズバリ、あなたがいま手に取っている本、「ザ・マイクロコピー」にはそれが書かれています。
クリック率をあげたいのならば、コンバージョンボタン周りで、マイクロコピーを活躍させましょう。

