Penの2月15日号にため息ばかりが出てしまう
デビッド・ボウイの特集に続き、エルメスの秘密に迫る完全保存版が出ました。

買わねば
ページをめくるたびに垂涎。
ため息しか出ません。
エレガントが紙面を飾る飾る
エルメスを総合的に網羅的に理解するために2つのオースドックスな編集方針が貫かれています。
見ごたえと読み応え。
まずは、見ごたえの方から。
日本やフランスのクリエイターが愛用している数々が写真とともに、コメントを添えて紹介されます。
みなさん、心から愛し、大事に使っている感じが実によく伝わってきます。
松尾貴史さんのブルーのウオッチはあまりに素敵です。
世界の女優やモデルなどのバーキンやケリーを手にするスナップショットの数々。
ヘップバーンのナチュラルな笑顔がとてもいい。
一般には非公開の空間である、三代目社長エミール・エルメスのコレクションは第一号店の真上にあるそうです。
映画のセットのようなモダンクラッシック。
クリエイターたちが時折訪ね、イマジネーションのヒントを獲得するとかしないとか。

だれか、ここで映画を撮った監督はいないのかなぁ
店舗デザインが、世界の各都市でぜんぜん違うんですね。
街の個性に合わせ、異なる表情をみせる店構え。
エレガントです。
メンズコレクションは30年近く一人の女性が務めているんですね。

そうなんだ~
使うたびに味わいが増すように、流行は追わないそうです。
ウィンドウも刺激的です。
銀座メゾンエルメス1階のウィンドウは、街に開かれた劇場が目指されています。
二ヶ月に一度、展示が変わるらしい。

銀座は近くて遠いなあ
時計と鞄がてんこ盛り。
どれもこれも桁が一つもふたつも違い、見るだけ。
読み応えも十分なのだ
CEOとアーティスティック・ディレクターの記事は読み応えがありました。
創業家一族でもあるトップは言います。
我々は永続性を大切にしている。エルメスはファッションブランドではないのですから
永遠と書いて美と読むのだろうか。
「カレ」と「馬具」づくりの現場でのインタビューも興味深い。
絹と革と職人魂。
いい組み合わせです。
メゾン180年の歴史
商標の「四輪馬車と従者」には馬車と従者しか描かれていません。
描かれるのは馬車と従者のみ。主人はいない。それは「エルメスは最高の品物を用意しますが、それを御すのはお客様自身です」ということを意味している。
真の顧客第一主義が示されています。
と同時に、世界最高ブランドの矜持。

一筋縄ではいかない、いかない

