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映画「検察側の罪人」のキャストを考えてみる

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ジャニーズ事務所のスター共演によるロードショーに行ってきました

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公開から一ヶ月経ちましたが、気になっていたので映画館に足を運びました。

原作が傑作だったので、期待していたのですが、全くの別物でした。

駄作とはいいませんが、原作のテイストを期待しているのであれば肩透かしを喰らいます。

パドー

原作はやたら面白かったです

おそらくこの長大な物語を二時間あまりのなかに閉じ込めるのは不可能であるという常識的な判断が働いた結果、まったく別の物語が構築されたものと推測されます。

原作を読まず映画だけを観た場合、主人公の最上検事が「ただの小悪党」になってしまいます。これではタイトルの「罪人」を矮小化する理解に誘導させてしまいかねません。

昨今の邦画でよく見られる、前編と後編ともに制作であるならば、小説世界に忠実なストーリー展開が図られたものと思われます。

本日は、自分が製作者ならばこのキャスティングでいくという空想を以下に列記します。

できれば、ネットフリックスもしくはWOWOWにて連続ドラマにて見てみたいものです。

キャスティング一覧

主人公の検事 最上毅

木村拓哉ではなく、堤真一

主人公のあくまで落ちついたテイストを醸し出せるのは抑えた演技が光るこの人しかいません。

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同じく主人公級の新人検事 沖野啓一郎

二宮和也ではなく、池松壮亮

あらためて俳優二宮和也の力量を見せつけられました。

目の動きの間のとり方が絶妙です。

が、狂信的に行動していくその成長の過程を細やかに表現するのであれば池松壮亮であるかと思います。

正直、そこの違いだけです。

沖野の立会事務官であり恋人の橘沙穂

吉高由里子ではなく、門脇麦

原作に忠実な物語の展開であるのならば、門脇麦となります。

不安定さを表現させれば、現在若手ではピカイチではないでしょうか。

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刺殺事件の容疑者であり、時効が成立した松倉重生

酒向芳ではなく、松重豊

映画を見る前に松重豊がクレジットされていたので、そうでしょうと思っていたのですが、別の役を演じていました。

原作の老獪さと人間の弱さを説得的に演じられるのは松重豊しかないかな、と。

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裏社会のブローカー、諏訪部利成

松重豊でなはく、リリー・フランキー

松重豊でも何ら問題ないのですが、凶悪犯罪者を松重豊が演じるのであれば、ブローカーはリリー・フランキーしかいません。

静かな狂気をにじみ出せるのはこの人しかいないでしょう。

刺殺事件の本星、弓岡嗣郎

大倉孝二ではなく、高橋和也

原作のイメージに半歩だけ近いのが高橋和也かなのレベルです。

大差ありません。

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頼りない国選弁護人、小田島誠司

八嶋智人ではなく、浅利陽介

求められるのは軽さではなく、青臭さなので浅利陽介のほうが合っていると思います。

大物人権派弁護士、白川雄馬

山崎努ではなく、笑福亭鶴瓶

善人づらした悪党を演じれば右に出る者がいない師匠に一任ですね。

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監督は・・・

原田眞人ではなく、三浦大輔

ここはあくまであくまで好みです。

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あなたのイメージはどうでしょうか

映画は様々な制約の上に成立する総合芸術であり経済活動です。

キャスティングには、様々な思惑や意向、タイミング、大人の事情が交錯します。

でも、誰にも理想的な配役はあるものです。

パドー

あなたは誰をキャスティングしてみたいですか?

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✒︎ writer (書き手)

人事屋パドーのアバター 人事屋パドー レビューブロガー

本サイト「シンキング・パドー」の管理人、人事屋パドーです。
非常に感銘を受けた・印象鮮烈・これは敵わないという作品製品についてのコメントが大半となります。感覚や感情を可能な限り分析・説明的に文字に変換することを目指しています。
書くという行為それ自体が私にとっての「考える」であり、その過程において新たな「発見」があればいいなと毎度願っております。

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