巨星墜つから一年が過ぎた
一年前の明日、デビッド・ボウイはジギー・スターダストへ。
リアルタイムで聞くことができながら聞くこともなく、80年代に入り沈み込むようにファンとなりました。
しかしながら、1984年に発表された「トゥナイト」を最後に彼をフォローしていません。
本日は、70年代ロックスターの軌跡をすこしだけご紹介。
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好きな曲だけしかピックアップしていません
表題曲
あらためて思ったのですが、表題曲に秀曲が多いアーティストです。
他の曲がどうだというわけではなく、飛び抜けてしまっている感があるというだけなので。
71年 ハンキー・ドリー
チェンジズ
文句のつけようがない発声。
このテイストがボウイ。
ニューウェーブ系に多大なる影響を与えたボーカリスト。
72年 ジギー・スターダスト
ファイブイヤーズ
前代未聞のコンセプトアルバム。
今持ってこれを超える作品はないのかもしれない。
この悲しみはどこにつながっているのか。
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大気圏外?
73年 アラジン・セイン
アラジン・セイン
叙情が牙をむいて襲いかかります。
西洋でも東洋でもない。
流れていく、流されていく。
74年 ダイヤモンドの犬
ラベル・ラベル
この頃のB級感がまた格別。
他のものが下手に真似をすると、とたんに下品に堕する。
75年 ヤング・アメリカンズ
ヤング・アメリカンズ
誰かがこのような曲を書いてください。
21世紀のヤングアメリカンズを。
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後生ですから
76年 ステイション・トゥ・ステイション
ステイ
明朗の影のようなものがあからさまに露出してる。
なんというファルセット。
畳み掛けるような哀愁。
77年 ロウ
サウンドオブビジョン
ご存知のように、77年から79年までに発表された作品はベルリン三部作として名高い。
このころの作品が特に気に入っています。
飛び跳ねる音の喜び。
77年 ヒーローズ
ヒーローズ
このジャケットが一番いい。
ベンヤミン的憂鬱が溢れかえっている。
素晴らしい。
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ただため息
79年 ロジャー
ルック・バック・イン・アンガー
ダンサブル。
この感じが80年代の前半に継続していくこととなります。
とても好き。
83年 レッツ・ダンス
モダンラブ
最もセールスとして成功したアルバム。
この路線は全然オッケー。
84年 トゥナイト
ブルージーン
いい曲。
なぜだか心があたたまる。
不思議です。
80年代後半以降
これ以降まったくの疎遠状態となります。
もちろん、70年代のアルバムはよく聞き続けたのですが、リアルタイムでフォローすることはありませんでした。
ブリティッシュロックと言えば、デビッド・ボウイを思い出します。
というか、ロックは英国で生まれたのだから、ロックと言えばと、言い直したほうがいいのでしょうか。
彼が星に戻り、一年がたとうとしているのです。
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