150冊弱を書評してきての感想
年末ということで、今年を振り返り、どれぐらいビジネス書の書評をやってきたのかと数え上げた結果、149冊でした。
自分では毎朝行っていた感覚だったので、こんなものかが正直な感想です。
毎朝1時間以内に、読んで書いてを完結することを日課にし、取り組んできました。
その成果は、別ブログである「メイドイン人事」にエントリーしています。
限られた時間のなかでの作業のため、内容理解や解説に行き届かない部分があることは百も承知です。
しかしながら、精読していたら、とてもじゃないですが早々に挫折していたはずでしょう。
自分にとっては、制約条件があるほうが、かえっていいのだと言い聞かせ、開き直って継続してきました。
以下、ビジネス書の書評についての感想について雑駁に記していきます。
「本書は・・・」という文章を探す
書評を書くために読むというスタンスなので、基本的には精読は放棄しています。
目次をよみ、はじめにをよみ、あとがきをよみます。
まずは、著者がなぜ本を書こうと思ったのかの動機・理由を探ります。
大抵の場合、「本書は・・・」という文章の体裁をとり、動機や理由が明快に書かれています。
しかしながら、どこをどう見回しても、そのような記述がない書籍が存在します。
多くの場合、著者の思いついたことがランダムに並んでいるばかりです。
言うまでもなく、書評をまとめることが極めて困難な内容と言えます。
各章の終わりにまとめがあるほうがいいのか
各章の終わりに、まとめを設けている本も少なくありません。
ないよりはあるほうが道標としてありがたいです。
けれども、まとめがまとめになっていない場合も散見されます。
まとめが素晴らしい本の場合は、本文を飛ばし、まとめしか読みません。
そのような本に出会った場合はこちらもノリ良く書き進められます。
とっ散らかる内容の場合
たとえ、本書の目的や動機が明瞭に記述されているとしても、内容が散らかり放題の書籍も驚くほど多いです。
ビジネス書の場合、その構成は、タイトルや目次を決定して逆算的に作り込まれていくと思っていたために、体裁が整えられていない書籍に遭遇すると、編集機能の怠惰をまずは想像してしまいます。
必要以上に内容のポイントが掴みづらいために、多くの時間を費やすハメに陥いりウンザリです。
過去に一度だけ、どうしても書くことができないと途中で放り出した本があります。
効率的な読書とは
読書の方法を説く書籍の中には、メモを取りながら本を読むことの効能をうたいあげるものも多いです。
現在わたしが行っている書評はその典型例であると言えます。
おそらく、頭から時間をかけて読んだ場合と比較し、時間も短縮され、かつ後から振り返った時に確認がしやすいという点を考えるのならば、ブログに書評をエントリーしていくことは最良な方法のひとつなのでしょう。
来年も同様に続けていこうと考えていますが、倍の300冊を達成すれば、そこでまた違った感想を抱くかもしれません。