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幸せな職場だけが、変化に対応できる
矢野和男氏は言います。
本書のテーマはシンプルである。
そろそろ頭を切り替えて「未来は予測不能」であることを前提に、あらゆることを考え直そう、というものだ。ビジネスも、人生も、社会や経済の判断も、この「予測不能」を前提にするとどうなるか。
予測不能と闘う道具こそが、個々人の生き方であり、企業のマネジメントであり、データやAIであると著者は断言します。
本書では一貫して「予測不能な時代の幸せな生き方、企業、社会とはどのようなものか」を問う。
こんな人にオススメ
- 生き方を模索している方
- 働き方に悩んでいる方
- 人生を見つめ直したい方
本書の構成について
本書は全部で8章から構成されています。
- 予測不能な変化に立ち向かう
- 新たな幸せの姿
- 幸せは天下のまわりもの
- 幸せとはスキルである
- 変化に向き合うマネジメント
- 変化にデータで向き合う
- 格差の本質
- 予測不能な人生を生きる
多様性と変化に対応するための4原則
企業であろうが個人であろうが、これからの時代をサヴァイブするために、次の4つの原則をしっかりと押さえましょう。
- 実験と学習を繰り返す
- 目的にこだわり、手段にはこだわらない
- 自己完結的な機動力を持たせる
- 「自律的で前向きな人」づくりに投資する
予測不能な変化に立ち向かうには、目の前の変化や課題に対処すること以外に、この4つの原則を、既存の企業の中で認めさせ、本来の仕事ができるようにする必要がある。
幸せな組織の普遍的な4つの特徴
次の4つとなります。
- フラット(均等)
- インプロバイズド(即興的)
- ノンバーバル(非言語的)
- イコール(平等)
均等
人と人とのつながりが特定の人に偏らず均等である
即興的
5分から10分の短い会話が高頻度で行われている
非言語的
会話中に身体が同調してよく動く
平等
発言権が平等である
効率化と幸福化
効率化と幸福化は両方が必要である。
効率化
幸福化
「効率化」を進めるほどに、より強く「幸福化」も奨励することがより厳しい現実に向き合うことを可能にするのである。
視点を変えて変化に向き合う
以下の3原則を決して忘れてはいけません。
- 変化にはその特徴にあった向き合い方がある
- 的確に向き合えば、変化は機会となる
- 変化を機会に変える「行為」が「幸せ」である
STEP
幸せ=覚醒する
STEP
成長する
STEP
尊敬する
STEP
共鳴する
この「覚醒する」「成長する」「尊敬する」「共鳴する」という4つは、どれも視点を変えて捉えた「幸せ」の姿である。
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