「楽しい」と「面白い」の違い。ほとんど同じように見えて実は決定的に違うと思う
あなたは、今仕事が「楽しい」ですか?
あなたは、今仕事が「面白い」ですか?
この2つの質問に大きな差異を見出す人はほとんどいません。
なぜなら、ほぼほぼ同じ意味で使われているからです。
しかしながら、
ほとんど同じ意味なのですが、ほんの少しばかり違っています。
その「ほんの少しの違い」にこだわるビジネスパーソンも実は少なからず存在します。
あなたが、
新入社員もしくは若手社員であるのならば、これからお話しする「差異」にぜひこだわってください。
そのこだわりが、これから先のあなたのキャリアにとって決して馬鹿にならないと思うためです。
仕事が「楽しい」と「面白い」のほんの小さな違いとは
簡単に言うと次の違いとなります。
- 楽しい(客観的)
- 面白い(主観的)
この違いだけです。
「楽しい」も「面白い」も感情的(気分的)なものだから、どうして「主観」や「客観」が出てくるのとあなたは思うかもしれません。
これはより詳しくいうと、
- 楽しい(客観的要素が特に強い(支えられた)感情)
- 面白い(主観的要素が特に強い(支えられた)感情)
という違いになります。
実感的に、何を根拠にして、よりリアリティーを感じ取ることができるのかの違いがあるだけです。
ただ、それ以外の部分は、
楽しい(面白い)ですかと聞く方も、楽しい(面白い)ですと答える方も、同じようなニュアンスや感覚を共有していると言えるでしょう。
「楽しい」と「面白い」の一般的な意味
ご存知の通り、一般的には次のような意味になります。
- 楽しい(満ち足りている、愉快な気持ち)
- 面白い(心が惹かれる、興味をそそられる)
言葉が違えど、ほとんど同じような意味合いであることは一目瞭然です。
仕事が「楽しい」と感じる時
あなたは、どのようなときに仕事が楽しいと感じるでしょうか?
多くの場合、次のような時であると思われます。
- 誰かの役に立っている実感を得られる時
- 目標達成ができそうな、もしくはできた時
- 金銭的報酬が見込まれる、もしくは受け取った時
- 自己実現が果たされそうな、もしくは果たされた時
- 自己万能感に満たされている時
要するに、
他者もしくは、客観的事実によって、自分のやっていること(やったこと)が保証(担保)されている事実を確認できた時に、あなたは「楽しい」と感じるのです。
他者からの言動や客観的事実がない、あるいは薄いにも関わらず、楽しいと感じることは不可能とは言いませんが、きわめて不自然であるはずです。
仕事が「面白い」と感じる時
あなたは、どのようなときに仕事が面白いと感じるでしょうか?
ノッテるとき
上手くいってるとき
どんどんのめり込んでいるとき
いずれにしても、関心度が高い時に変わりはありません。
気持ちが入っている時に、あなたは「面白い」と感じるはずです。
能動的・主体的・積極的に関わっていこう
今一度、「楽しい」と「面白い」の違いを見てみましょう。
- 楽しい(客観的、他者・事実)
- 面白い(主観的、気持ち次第)
客観的な事実に多分に負うている「楽しい」という感覚は、それゆえに、能力やキャリアによって大きく左右されます。
一方、
主観的な部分が大きい「面白い」という感覚は、あなたの気持ち次第のところが否定できません。
つまり、
あなたの仕事に対する取り組み姿勢によって、面白いかそうでないかが決まるといっても過言ではありません。
取り組み主体である「あなたの気持ち」次第なのです。
あなたが、
能動的・主体的・積極的に取り組むのならば、仕事はいやでも「面白い面」をあなたに見せ始めます。
- 能動的
- 主体的
- 積極的
つまり、
- 自分から進んでやる
- 自分がやる
- 広く深く関わっていく
このような姿勢が欠けているのならば、仕事が面白いはずがありません。
だから、
あなた次第なのです。
あなた次第で仕事が楽しくなると言い切る自信は私にはありませんが、面白くなるなら、言えます。
もう少しだけ言うと、
「仕事が面白い」をたくさん経験すれば、すぐに「仕事が楽しい」が待っているのです。ワクワクしませんか?