リーダー以上に組織・集団にとって大事な役割!

すべてのビジネスパーソンが、リーダーを目指す必要はもちろんありません。
人にはそれぞれ向き不向きがあり、得意不得意があります。
組織・集団において、リーダー(リーダーシップ)は不可欠な存在ですが、メンバー全員がリーダーである集団・組織は存在しません。
なぜなら、組織として集団として機能不全に陥ってしまうからです。
例えて言うならば、
ストライカーばかりのサッカーチーム、あるいは、長距離打者だけで構成された野球チームのようなものです。

上手くいくわけがないですよね。
もしも、あなたがリーダーシップがない(乏しい)と自己認識し悩んでいるのならば、必要以上に悩む必要はありません。
サブリーダーを目指しましょう。
ある意味、リーダーと同等以上の役目役割を発揮するサブリーダーは、あなたの目標として十分すぎるほど価値あるポジションであると言えます。
サブリーダーが上手く機能していない組織・集団は、早晩空中分解してしまうことでしょう。
リーダー(ビジョン・目標)だけでは、物事はうまく成し遂げられません。

サブリーダー(計画・実行)が必要不可欠なのです。
サブリーダーの役割

次に示すように4つあります。
- 最初で最高のフォロワー
- 参謀役
- 橋渡し役
- リーダーの代役

最初で最高のフォロワー
フォロワーがいないと、リーダーは単なる名ばかりリーダーに過ぎません。
リーダーの理念・理想に共感、共鳴するフォロワーの存在があってはじめて、リーダーはリーダーとして存在することができるのです。
したがって、
サブリーダーは、最初のフォロワーであり、かつ最高のフォローでなければなりません。
参謀役
リーダーは孤独です。
ともすれば、唯我独尊になりがちです。
暴走や迷走を防ぐために、サブリーダーは、助言者であり、相談役である必要があります。
求められても、求められなくても、状況を冷静に分析し、しかるべき方向付のサポートができなければならないのです。

橋渡し役
組織や集団は、規模の大小に関わらず、意思疎通・伝達の問題を避けることができません。
メンバーに対するつなぎ役であり、仲介役であることが、サブリーダーは強く求められます。
リーダーの言葉(願い)を翻訳して、メンバーに浸透させる重要な役割を担っているのです。
リーダーの代役
リーダーの不在、長期離脱が起こった場合に、組織や集団のパフォーマンスが著しく落ちないように、その代役機能を果たす必要があります。
不測の事態、緊急事態に対応できる力量と覚悟がサブリーダーには不可欠なのです。
サブリーダーもリーダーなのです

組織・集団には、リーダーが不可欠であり、同様にサブリーダーも不可欠なのです。
リーダーが不在の組織・集団はただの烏合の衆であり、長期的な目標に向かって前進することは不可能でしょう。
サブリーダーが不在の組織・集団は、メンバーが求めている組織的成果を手に入れることが不可能とまでは言いませんが、その成功の確率は極めて低くなります。
組織・集団における「表のリーダー」がリーダーであるのならば、「裏のリーダー」はサブリーダーであると言えるのかもしれません。
これは、直ちにリーダーシップの分裂を意味しません。
そうではなく、リーダーシップとは相互補完的な性質を持つことを表しているのです。
組織・集団は、リーダーシップに限って、一人二役ではなく、二人で一つを強く求めます。
サブリーダーは、とても難しくやりがいのあるポジションであることをあらためて認識しましょう。

あなたが挑戦する価値は十分すぎるほどあるはず。