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「プロティアン」70歳まで第一線で働く最強のキャリア資本術とは

人生100年時代を前提とした変幻自在なキャリア形成の実践を目指して

プロティアン 70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術

(4.5)

キャリア論が専門である法政大学教授田中研之輔氏は本書において、70歳まで働き、100年を生きる、キャリア論を展開されています。

あなたが会社勤めであれば、定年退職後、30年から40年を過ごす人生が待っています。

このような長寿社会を生き抜くために、現実的な対応としては、できるだけ長く働き続けることが有効な解決策であることはあなたも容易に想像できるはずです。

働くことが人類の歴史上、最も長くなる長寿時代が到来し、私たちは社会と職場の変化に、否が応でも向き合い、変わっていかねばなりません。

迷い人

どうやって変わっていけばいいのか?

将来の悩みや不安を払しょくするために、著者はこの本の中で「プロティアン・キャリア」という考え方を紹介します。

プロティアン・キャリアとは、変幻自在に形成するキャリアのことを指します。

プロティアン・キャリア

プロティアン・キャリアとは、米ボストン大学経営大学院で組織行動学や心理学の教鞭をとるダグラス・ホール教授が1976年に提唱した概念のことです。(本書より引用)

教えて!

PROTEAN(プロティアン)には、「変化し続ける」「変幻自在な」「一人数役を演じる」という意味があります。この言葉の語源は、ギリシャ神話に出てくる、思いのままに姿を変えることができる神プロテウスにあります。

本書では、みなさんと一緒に、プロティアン・キャリアを軸に「生涯を通じて変身し続ける術」について考えていきます。

つまり、

「変化への適応戦略」についての見識を深め、日々の行動に活かしながら、数十年後の働き方や生き方をデザインできることを目指します。

変幻自在なキャリアを形成することができれば、どんなに社会や環境が変わっても、私たちは70歳まで第一線で働き続けることができるはずです。

パドー
プロティアン・キャリア形成のために、今すぐ一歩を踏み出しましょう!
こんな人にオススメ
  • 自分らしい生き方を模索している人
  • キャリア形成の必要性を感じている人
  • 現在の働き方に満足していない人

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本書の構成について

本書は、全部で5章プラス補論から構成されています。

補論は、複業研究家の西村創一朗氏との対談となります。

  1. なぜいま、プロティアンなのか
  2. 「キャリア資本」の構築
  3. 「ビジネス資本」の蓄積
  4. 「社会関係資本」の形成
  5. 「経済資本」に転換する
  6. プロティアン・キャリアのもう一つの道

もう少し詳しく言うと、

第一章

プロティアン・キャリアという考え方の理解を深めます。

第二章

プロティアン・キャリアの形成を「資産」と「資本」の観点からとらえる見方を提示します。

第三章

ビジネス資本を蓄積する方法について、ビジネスリテラシー、ビジネスプロダクティビティ、ビジネスアダプタビリティの視点から、深堀します。

第四章

社会関係資本の形成に焦点をあてます。

第五章

これまでのキャリア論では語られなかった稼ぎ方について解説します。

プロティアン・キャリアを考えるための3つの大事な視点

著者は、次の3つの視点が大事であると述べます。

  1. キャリアは組織に預けるものではなく、自分で育て、形成する
  2. キャリアは昇進などの結果ではなく、生涯を通じた全過程である
  3. キャリアは変化に応じて、自分で変えることができる

本書において次のように整理されています。

これまでのキャリア論
  • 個人は背景のようなものである
  • キャリアとはひとつの組織で昇進するための尺度であった
プロティアン・キャリア論
  • キャリアの成否を決めるのは自分
  • 組織は地面のようなもので、個人の求める場を提供するもの

キャリアは「結果」ではなく、「過程」であると言います。

キャリアとは、これまで生きてきた足跡(結果)であり、生き方を客観的・相対的に分析すること(現在)でもあり、そして、これからの生き方を構想する羅針盤(未来)なのです。

キャリアとは、これまでの経験の歴史でありながら、同時にこれからの未来でもあると意味付けるところに、著者の独自性があります。

プロティアン・キャリアを築くポイント

パドー
2つあります
ポイント
  • 自分を客観的に評価し、自問し、内省し、他者から支援を受ける方法を把握すること
  • 常に学び、自分の人生やキャリアの方向性を再構築できる能力を磨き続けること

まずは、自分が身を置く組織の中で、主体的にどのように貢献できるかを日々考え、実践していくことが前提であることは言うまでもありません。

そのうえで、経験という自己資産を蓄えながら、その資産を社会や組織の変化にすり合わせていくことが重要となってくるはずです。

プロティアン・キャリアとは、何かを成し遂げた「結果」をキャリアとして捉えるのではなく、経験という資産を積み重ねていく「過程」を、主体的に受け止めていくことです。

プロティアン・キャリアの6つのタイプ

タイプは次の6つに分類されます。

6タイプ
  • トランスファー型
  • ハイブリッド型
  • プロフェッショナル型
  • イントラプレナー型
  • セルフエンプロイ型
  • コネクター型

それぞれのキャリアモデルの核となるものは次の通りとなります。

その核とは
  • 転職
  • 副業
  • 専門
  • 組織
  • 起業
  • 関係

キャリアに向き合うとは、働き方や生き方を見つめること

プロティアン・キャリアは、「生涯を謳歌する生き方」のヒントを与えてくれます。

これから先、多くの人にとって人生は100年続きます。

パドー
あなたも例外ではありません

時間はふんだんにある、持て余してしまうと思うでしょうか。

そうではなく、

「時間が足りないよ」と思えるような生き方(働き方)を目指してみませんか。

プロティアン・キャリアとは、自分らしく生きること。やりがいを感じながら、楽しく働いていくこと。そしてその結果、稼ぎを増やすこともできる生き方の作法です。

パドー
変化を楽しみながら、生きている限り変化してみませんか?

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