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「ジェロントロジーで学ぶ40代、50代からの働き方」とは?

あなたは、役職定年、そして定年後に一体どうするつもりなのでしょうか?

ジェロントロジーで学ぶ 40代、50代からの働き方

(4.0)

一般社団法人日本産業ジェロントロジーの理事である﨑山みゆき氏は次のように言います。

本書では、私がジェロントロジー研究を企業研修の現場に落とし込んだ成果を、事例とワークシートでご紹介しています。

パドー
ジェロントロジーとは簡単にいうと「加齢についての研究」を指します

本書の解説に従うと定義は以下のとおりとなります。

医学、生理学、社会学、栄養学など様々な学術分野を横断的にカバーするマルチディシプナリー(学際的)な学問。

エイジングに伴う生涯発達や高齢化社会における生活、人間関係、心や健康の管理、老人介護や諸制度・政策、経済などの問題を多角的な側面からとらえ総合的に研究する学問。

海外では職能訓練や転職相談にも活用されているそうです。

日本でも介護や医療の分野を中心に広がりつつあります。

これからの世代の方たちには、本書を通じて過去の経験にとらわれず、柔軟な適応能力を持つシニアになっていただきたいと願っています。

年齢を重ねていくことに、いたずらに不安を覚えるのではなく、

年をとっても、より多くのものを獲得できる生き方を目指したいのならば、あなたにとって本書は大いに参考となることでしょう。
こんな人にオススメ
  • 将来に不安がある中高年
  • より生き生きと老後を過ごしたい方
  • 生涯働き手として現役を続けたい人

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本書の構成について

本書は、全部で4章から構成されています。

  1. 歳をとっても伸びる能力がある
  2. 「ジェロントロジー」をビジネスに生かす
  3. 「任せる」「断る」で結晶性能力を伸ばす
  4. 人生後半からの結晶性能力開発

私たちの中の2つの能力とは

私たちの能力は2つに分類することができます。

能力とは
  • 流動性知能
  • 結晶性知能
流動性知能
  • 新たな環境に適応するために、新情報を獲得し、処理・操作する能力
  • 具体的には情報処理や空間的な動きを視覚的に処理する動作性知能を指す
  • 30歳以降から低下する
結晶性知能
  • 個人が蓄えた経験や知識を活用し、今までと異なる環境に適応する能力
  • 具体的には聴覚的な情報処理や語彙力、説明や思考などの言語性知能を指す
  • 50代半ばまで上昇する

言うまでもなく、40代以上のあなたにとって伸ばすべきは。結晶性能力となります。

結晶性能力を伸ばすために

中年期からの取り組みとして着目すべきは、やはり何といっても結晶性能力です。高齢期になっても伸び続けるすばらしい能力です。

結晶性能力とは、

知識 + 体験 = 経験 → 知恵 = 結晶性能力

このような式であらわすことができるものです。

つまり、結晶性能力を伸ばすとは、知恵をつけることを意味します。

経験をいくつも積み重ねると、それらが結び付きあって、やがて知恵となります。

知恵は、不活性状態にあるよりも、活性化させるほうがいいに決まっています。

知恵を活性化させるポイントは2つあります。

ポイント
  • 経験の数そのものを増やすこと
  • いろいろな経験の組み合わせパターンを増やすこと
知恵を活性化することは、結晶性能力を伸ばすことにほかなりません。

英知の獲得を目指して

私たちが高齢期になると、知恵はよりすばらしい能力である「英知」になります。

英知は、ジェロントロジーにおいてとても重要な概念です。

歳をとってからもあなたが豊かに生きた行くために必要なものなのです。

この英知は「人生における課題を、私はどうのようにして解決できるのか」について、考えることができる高度で豊かな能力です。一般的ではなく、自分なりにというところが特徴です。

英知という言葉から、ひょっとすると知能指数や学歴との連関を考える人がおられるかもしれませんが、それらとは特に関係性は見られないようです。

そうではなく、内省する力が重要であると言われています。

内省する、すなわち、今までの自身の経験や知識を、じっくりとつなぎ合わせることが必要となるのです。

サクセスフルエイジング

パドー
サクセスフルエイジングとは、歳を重ねて豊かになることを意味します。

昨今の流行である「アンチエイジング」とは真逆の考え方になります。

具体的には、

病気もけがもなく、認知・身体機能が高く、社会参加をしている高齢期を指します。

言うまでもなく、

ジェロントロジーの目的にひとつとして、このサクセスフルエイジングが目指されます。

米国で生まれたこの言葉は、「よき人生を送り、天寿を全うする」と米国民の間ではとらえられています。

日本語であれば、

「生きがい」や「幸福な老い」というニュアンスに近いでしょう。

著者は、これらの意味に「働きがい」が加わる時代が間もなくやってくると予測します。

その理由は、

人に喜んでもらう、認めてもらう、自分の存在意義を感じる・・さまざまな意味での自分の居場所、それが働く場だからです。

歳をとるにつれて、何かを失ったばかりの人生を送るのではなく、何かを獲得していく人生を全うするためにも、

本書を参考にしながら、あらためてあなたも「」内省」してみてはいかがでしょうか。

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