リモートワークはこの一冊でOK!!
壽かおり氏は言います。
本書も同様に、感染症対策のために外に出にくい在宅勤務を乗り切るためだけの本ではありません。毎日集まらなくても良い働き方、リモートワークのノウハウを集めた本です。
集まらない働き方をしている人たちの事例が詰まっています。
即座にマネできるものできないものを問わず、ストックは非常に豊富です。
よくある身近な普通の会社員のリモートワークの経験談や失敗談、ノウハウをたくさん詰め込みました。
- リモートワークに関心のある方
- リモートワークが上手くいっていない方
- リモートワークをもっと効率よくしたい方
本書の構成について
本書は全部で8つのパートから構成されています。
- リモートワークの基本15
- 時間の使い方12
- 自宅の作業環境を整える方法15
- 基本のコミュニケーション10
- オンライン会議のコツ18
- リモートワーカーが知るべきこと16
- 家族・子ども・ご近所付き合い10
- 気分転換&健康管理法10
コミュニケーションは言葉で伝える
直接顔を合わせる機会が少なくなり、オンライン上での会話も可能であるものの、基本的には文字による意思伝達がメインであるはずです。
その場合、オフィス内であれば、特に必要ではなかった、いちいち言葉にするという作業の重要性がクローズアップされます。
照れくさいとか言わずに、感謝や賞賛を文字化するのです。
文字によるコミュニケーションにおいて、気を付けるべきは次の2つでしょう。
- 誤解なく伝える
- 相手の言葉を悪く受け取らない
顔が見えない分、勝手な想像を膨らませないように、肯定的な態度で臨みましょう。
成長のための時間を作る
リモートワークの実践により、毎日通勤していたときよりも使える時間が増えたはずです。
と同時に誘惑も増えたことでしょう。
継続的に学ぶ時間を意識的に確保するようにしてください。
リモートワーカーの自由度を最大限に自身の成長に使いましょう。
学ぶ時間を作る土台はでき上っています。
あとは、あなた次第。
真の共創・競争社会の到来
リモートワークの普及・一般化に伴い、これまでフルタイムでのオフィスワークをしたくともできなかった人たちが労働市場に流れ込みます。
働くフィールドが整備されつつあるので、それにつれて競争は激化していきます。
ビジネスパーソンとしての力量がもろに問われる時代となったのです。
フルタイム働けます。オフィスに毎日出社できます。休みはなるべく取りません。残業は平気です。
アドバンテージと理解されていたものがそうではなくなるのです。
このような競争社会(苛烈な労働市場)は同時に共創社会であるとも言えます。
リモートワークによって、時間・立場・地域を越えて、刺激的で建設的なコラボレーションがいくつも実現するはずです。
共創により、社会はより健全な方向に発展してゆくことでしょう。
個人の生活の豊かさと社会の豊かさを共に実現する可能性を大いに持つ、リモートワークはまさに今始まったばかりなのです。