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「コミュ障のための面接戦略」あなたも内定を勝ち取れ!

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劇薬の面接攻略技術をあなたも取得したくはないだろうか

元リクルートゼネラルマネージャーの経歴を持ち、現在人材研究所代表である曽和利光氏が書かれた本書は、開封すると内定してしまうと謳う袋綴じ付きの面接対策本です。

そこで本書では、面接という魔境で振り落とされてしまうコミュ力に自信のない就活生に向けて、ダメ面接官をイチコロにする劇薬の面接戦略を伝授します。

就活において、面接のない選考など存在しません。

それほど、面接は学生にとっては大きな壁であり、企業にとっては外せないプロセスとなります。

著者は面接(面接制度)に対して極めて否定的な立場です。

ですが、実は面接は精度が低いとデータ的に証明されているレガシーな採用手法なのです。しかし日本では未だに重視され続け、ダメ面接官によるダメ面接が横行しています。

私の立場は、面接は万能薬ではありませんが、一定程度の機能を果たす方法であるというスタンスとなります。

私は採用方法としての面接を全否定はしません。

しかしながら、

すべての面接官がある程度のクオリティーを保ちながら、的確な面接活動を行っているとはまったく思いません。

素人同然の未経験者が大きな顔をする面接もたくさんあります。

ゆえに、著者の意見には半ば賛成となります。

表層的で、偏った傾向を示す面接に対して、あくまでテクニカルに効率よく対処しましょうと、現実主義的見解を著者は示されます。

戦略的観点から見れば、このような対応措置は正解なのでしょう。

一方で、

この正解の「毒」の部分を誰よりもわかっているのが著者であることも間違いのない事実なのです。

ゆえに、次のように警告します。

しかし、本書で紹介されている面接ハックを用いてしまうとどんな面接でも通ってしまうので、企業と就活生のミスマッチを誘発する可能性があるのです。

字義どおりに、面白いように内定がもらえるかどうかは、あなたのレベル次第であり、時と場合によるところが大です。

繰り返しますが、本書は魔法の杖ではありません。

ただ、ひとつ言えることは、

袋綴じの内容を知っているかいないか、更に、その内容を実践できるかいなかによって、あなたの内定率はかなりの程度違ってくることでしょう。決定的です。

つまり本書は、使い方ひとつで劇薬にもなりうる「危険をはらんだ面接指南本」である、ということ。そのことを十分に理解した上で、本編を読み進めてください。

この言葉を

ただの売り込みのための文句ではなく、真剣に進路について考えなければならないのだというメッセージでありエールであると、捉えることのできる就活生だけが、おそらく本書の袋綴じを開ける資格があるのかもしれません。

あなたはどちらですか?

受かった会社が自分に合っているのかどうかは、本当によく考えてくださいね。

こんな就活生にオススメ

  • コミュ障だと思っている人
  • 面接がとにかく苦手な人
  • 内定が是が非でも欲しい人

本書の構成について

全部で8章から構成されています。

  1. 面接はダメな採用手法
  2. コミュ障でも諦めるな
  3. 面接をハッキングせよ
  4. コミュ障のための基本の「キ」
  5. コミュ障のための面接心得
  6. コミュ障のための自己アピール
  7. コミュ障のための就職志向
  8. コミュ障のためのグループディスカッション

1から3まで

第1章から3章までは、現在の採用面接の実情と問題点が整理されています。

その上で、面接時の心構えや予備知識についての解説となります。

4から8まで

秘密第4章から8章までは、袋綴じ部分となります。

コミュ障の就活生が面接を突破するための秘訣が具体的に解説されています。

あなたにとって絶対にためになるテクニック

第4章から第8章までの内容を紹介するにあたって、著者は3つの注意点をあげます。

  • 本書で紹介するハッキング術はダメ面接官にのみ有効である
  • 自分に合わない会社に入ってはいけない
  • 本書のテクニックを最後まで使ってはいけない

注意謙遜も含めてでしょうが、ハッキング術については、初期段階の面接(特にダメ面接官相手に限定してください)のみ有効と繰り返されます。

プロの面接官に対しては、テクニックは通用などしないと警告します。

主張はよく理解できますし、自分を丸ごとぶつけてこそ、就活は意味あることも大変良く分かります。

著者の思いや気概を理解した上で、あえて言いますが、

それでも、この第4章から第8章までの内容は、就活生ならば必ず押さえなければならないポイントのラッシュとなっており、ためになることこの上ないでしょう。

次にランダムに取り上げたのはそれらのポイントのごく一部となりますが、

あなたにとって覚えておかなければならないものばかりです。

  • グループ面接では他の就活生を見るな
  • 面接の質問は「あなたはどんな人ですか?」だけ
  • 自己アピールは「CAN」を評価する
  • 「選社基準」を必ず話せ
  • 進行役をサポートせよ

この本の通り、愚直に実践していただければ、面接の合格率はきっと上がります。少なくとも「よくわからない」と落とされることは減るでしょう。

本書を読んで、面接の本質とコツをつかみさえすれば、

コミュ障であろうとなかろうと、あなたも内定に急接近間違いなしです。

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✒︎ この記事を書いた人

人事屋パドーのアバター 人事屋パドー 人事系ブロガー

都内に勤務の労働者。元営業マンの人事部長です。当サイトにて、人事・仕事・就活に関して書いています。あなたの悩み事の解決のヒントになれば幸いです。

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