「科学的な適職」最高の職業の選び方で後悔をなくす

選択肢が多い時代だからこその職業人生設計術!

科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方

おすすめ度
(4.0)

新進気鋭のサイエンスライターである鈴木祐氏は言います。

この本は、科学的根拠に基づき、「キャリア選択」という正解のない悩みに答えを出す方法を具体的に解説するものです。

キャリアアドバイスは成功した人の数だけあります。

多くのアドバイスが、個人の経験や嗜好に根差したものとなっています。

ゆえに、

あなたにマッチする場合もあれば、そうでない場合も当然あります。

とりあえずやってみましょうとは、なかなかにいかないものです。

パドー
朗報です。

 

幸いにも、1990年代から組織心理学やポジティブ心理学などの分野で「キャリア選択」に関する研究が進み、精度の高い答えが提示されています。

ある程度まで定量的な回答を参考にできる時代にあなたは生きているのです。

統計的なデータを有効に活用するためには、

これからお伝えしていく研究結果を現実に活かすには、あなたの価値観やライフスタイルを組み込んだ、自分だけの「適職の選び方」を編み出す必要があります。

パドー
その具体的な方法が本書で示されているのです。

本書が目指しているゴールとは、

みなさんの仕事選びにおける意思決定の精度を高め、正しいキャリアを選び取る確率を上げ、最終的に「人生の後悔」を限界まで減らすことです。

こんな人にオススメ
  • 就活中の方
  • 転職を考えている方
  • どんな仕事をしたいかわからない方

おすすめ

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本書の構成について

本書は全部で5つのパートから構成されています。

  1. 幻想から覚める
  2. 未来を広げる
  3. 悪を取り除く
  4. 歪みに気づく
  5. やりがいを再構築する

もう少し詳しく言うと、

  1. 「好きを仕事にしよう!」「適性に合った仕事を探そう!」といった主張が正しいのかどうかをチェックします。
  2. キャリア選択を誤らせる最大の原因を特定し、その問題を克服すべく「人間が本当に幸福を感じる仕事とは何か?」について学びます。
  3. 「人間を不幸に追いやる職場の条件とは?」という問題を考え、人生からできるだけ困難を取り除く方法をチェックします。
  4. 人間の脳に巣食う「バグ」を探し出し、自分の意思決定が間違った方向に進んでいないかどうかを確かめます。
  5. 「あなたの仕事選びはどこまで正しかったか?」「仕事にやりがいを持つにはどうすればいいのか?」などのポイントを押えます。

なぜ、キャリア選びに失敗するのか

その原因は、

就職と転職の失敗は、およそ7割が「視野狭窄」によって引き起こされる

物事の一面にしか注目できなくなり、その他の可能性をまったく考えられない状態に陥ってしまうのです。

職業選択における視野狭窄の典型的なパターンは次の3つとなります。

3つのパターン
  • お金に釣られる
  • 「逃げ」で職を求める
  • 自信がありすぎる、またはなさすぎる

仕事探しの一部のポイントにしか目が向かず、さまざまな選択肢が頭から抜け落ちています。

このことを教訓にするならば、失敗しない方法はとてもシンプルです。

つまり、

私たちは、仕事選びについてもっと徹底的に考えぬくべきである

仕事選びにおける7つの大罪

あなたも一度は耳にしたことがあるアドバイスばかりだとは思いますが、実はこれは間違った夢を見させてしまう7つの大罪なのです。

7つの大罪
  • 好きを仕事にする
  • 給料の高さで選ぶ
  • 業界や職種で選ぶ
  • 仕事の楽しさで選ぶ
  • 性格テストで選ぶ
  • 直感で選ぶ
  • 適性に合った仕事を求める
パドー
詳しくは、本文に当たってください。

仕事の幸福度を決める7つの徳目

「あなたの仕事人生を幸せに導くために必要な要素とは何か」というポイントが以下の7点になります。

7つの徳目
  • 自由
  • 達成
  • 焦点
  • 明確
  • 多様
  • 仲間
  • 貢献

もう少し詳しく言うと、

7つの徳目
  • その仕事に裁量権はあるか
  • 前に進んでいる感覚は得られるか
  • 自分のモチベーションタイプにあっているか
  • なすべきことやビジョン、評価軸はハッキリしているか
  • 作業の内容にバリエーションはあるか
  • 組織内に助けてくれる友人はいるか
  • どれだけ世の中の役に立つか

これらの要素がそろった仕事であれば、どんなに世間的には評価が低い仕事でも幸せに暮らすことができるわけです。

最悪の職場に共通する8つの悪とは

パドー
今一度、チェックしてみてはいかがでしょうか。
8つの悪
  • ワークライフバランスの崩壊
  • 雇用が不安定
  • 長時間労働
  • シフトワーク
  • 仕事のコントロール権がない
  • ソーシャルサポートがない
  • 組織内に不公平が多い
  • 長時間通勤

人事を尽くして天命を待つ

キャリア選択における正しい姿について著者は次のように言います。

無計画のまま享楽的に生きるのではなく、かといって適職の幻を追い続けるのでもなく、目の前の選択肢についてしっかりと考えたら、あとは人生の流れに身を任せる。

すなわち、

人事を尽くして天命を待つのです。

何かを選択するとは、何かを選択しない(捨て去る)ということに他なりません。

頭では理解しながらも、仕事や職に関しては、選択しなかったものに未練がましくなりがちです。

常日頃から、正しい選択肢を選ぶ確率を高めておき、いったん特定の選択肢を選んだのなら、あとは日々を楽しむ気持ちで偶然に身をゆだねるぐらいが、ちょうどいいのかもしれません。

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