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距離と孤独を乗り越える強いチームづくり
本書「リモートワークマネジメント」の目的は、いま挙げた数々の差し迫った懸念に対して証拠に基づいて答えを出すこと、そしてチームのリーダーとメンバーの両方が主要なベストプラクティスを取り入れて実行できるよう、実践的ガイダンスを提供することにあります。
これからますますグローバルに分散・展開していくリモートワークは、早晩働き方の主力となっていき、定着していくことでしょう。
そのことにより、個人も組織も、いまよりもずっと成長していくに違いありません。
本書の一部でも全部でもいいのでチーム全員で一緒に目を通していただければ、メンバー間で用語やベストプラクティスを共有できるでしょう。
こんな人にオススメ
- リモートワークの運営に悩むマネージャー
- もっと効率的に働きたい人
- 人事部
本書の構成について
本書は全部で8章から構成されています。
- リモートチームを軌道に乗せるローンチ(リローンチ)・ミーティングの開き方
- リアルで会う機会がほぼない同僚と信頼関係を築くには
- リモートチームの生産性を上げるには
- リモートワークでのデジタルツール活用法
- アジャイルチームがリモート環境で活動するには
- グローバルチームが文化や言葉の違いを超えて成果を上げるには
- リモートチームのリーダーが知っておくべきこと
- リモートチームがグローバル危機に備えるには
チームワークの4つの基本条件
この4点について、メンバー全員の認識を一致させることが必要です。
- チーム目標を明確化し共有する。
- 個々のメンバーが果たす役割や抱える制約についての理解を共有する。
- 予算や情報等、利用できるリソースについての理解を共有する。
- チームワーク円滑化のための規範を共有する。
リモートチームにおける信頼構築
信頼こそはチームを一つにする絆です。
信頼構築のために次の7つを実践しましょう。
- 適度な信頼を確保しよう
- まずは信頼しよう
- 直接情報を収集しよう
- 同僚の目に映る自分の姿を知ろう
- 自己開示しよう
- 対面に代わる新たな顧客接触ルートを開拓しよう
チームの生産性を上げるためにリーダーができること
次の4つとなります。
- 生産性評価にあたっては、結果でなくプロセスを重視しよう
- リモートワークならではのフレキシビリティを許容しよう
- メンバーの仕事環境の最適化を目指してサポートしよう
- チームの目標とアイデンティティを強調しよう
チームリーダーが心すべきこと
次の6つとなります。
- 勤務地や勤務形態の違いが及ぼす影響を最小限に抑えよう
- サブグループ間の上下関係は無視し、個々人の得意分野にフォーカスしよう
- チーム目標を強調しよう
- 予定を明確化しよう
- フィードバックしよう
- メンバーに積極的に働きかけよう。ただし反論を封じ込めないこと
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