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担当者に求められる資質・スキルは激変する
滝田誠一郎氏は言います。
ちなみに、10年後にこだわったのは、単なる想像、予想ではなく、現状の延長線上にある確実な未来として描けるスパン(時間の幅)だからだ。
パドー
過去30年以上にわたって、1000社以上の企業の人事制度を取材してきた成果がこの一冊に集約されています。
こんな人にオススメ
- 人事部
- 経営層
本書の構成について
本書は全部で5章から構成されています。
- 平成30年間の人事とこれから10年の人事
- 戦略人事とは経営・企業業績に貢献する人事
- データと科学に裏付けられた「見える人事」
- 多様化する働き方、様変わりする雇用契約
- 10年後に向けて変化する人事部
10年後の人事の10大トレンドとは
取材を通して、次の10個がこれから先10年後のトレンドであると予想しています。
- 採用プロセスがほぼ無人化する
- データベースを活用したタレントマネジメントで異動や昇格が決まる
- 65歳定年が一般化する
- 障害者と健常者が同じチームで働くようになる
- 週2日テレワークが普及する
- 転勤は本人の同意が前提になる
- マネジメント支援が人事の新領域になる
- 人事考課を廃止する企業が続出する
- 人事部にエンジニアがいるようになる
- 株主や家族をステークホルダーとして意識するようになる
経営者の向こうにいる株主、社員の向こうにいる家族が、これからの人事部にとって重要なステークホルダーになります。株主と家族を意識した対応、対策が大きな課題になってくると思います。
人事がビジネス戦略パートナーになるための4つのポイント
- 変化への対応
- 成果の見える化
- テクノロジーの活用
- 個人へのフォーカス
今後の人事部門に最も求められる役割とは
今後の10年の間に対応すべき重要事項
- 少子化による若年層の減少
- 社員の高齢化
- インターネット・テクノロジーの進化
- 従業員との雇用関係の多様化
- 労働生産性の向上
人事担当者に求められる4つの気質
これからの人事が求められる気質は大別して次の4つとなります。
- 戦略人事を実践できる気質
- 人事が経営を担うという気概
- エンジニア的資質
- 人間力
戦略人事を実践できる気質
- 戦略的シナリオを描く力
- 組織をプロデュースする企画力
人事が経営を担うという気概
- HRは最も大事な経営戦略部門だという気概
- 人事のプロとして人で経営するという信念を持つ
エンジニア的資質
- 人事担当者は頭の切り替えが必要
- デジタルツールを使いこなすリテラシーは必須
- 人事のことが分かり、データも読める人材をどうするかが課題
人間力
- 個別管理で人事の役割はますます重く、企業の存続を左右する
- 社内で一番魅力的な人事担当者になるべき
- データで測れない「エモーショナル・インテリジェンス」の重要度が増す
- 人間にしかできないヒューマンな対応が大事に
- 一人ひとり、個に寄り添う人事でありたい
- 人事は言葉の魔術師たれ!
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