就職活動が面白いほどうまくいくための攻略法が開示されているので、のぞいてみない手はありません
就活は、正解のあるゲームです。
現在、ライターとして「外資就活ドットコム」をはじめとする就活媒体へ寄稿しつつ、確実内定メソッドをSNSで公開されているトイアンナ氏は、こう言い切ります。
ゲームと断言されるには相応の理由があります。
ルールを知っているかどうかで勝ち(内定)が決まるからです。
ルールをよく理解し、きちんと攻略できるのであれば、就活という名のゲームをあなたもクリアできるでしょう。
この本ではその「攻略法」を、あますところなくすべてみなさんにお伝えいたします。
就活塾やセミナーで知ることのできる情報が千五百円程度でゲット!コストパフォーマンスはよさそうです。
- 早期に本格的なスタートを切りたい方
- ポイントを網羅的に知りたい方
- 今一度立て直したい方
コンテンツは次の通りです
- 就活の基礎知識
- 自己 / 企業分析
- エントリーシート
- OBOG訪問とリクルーター面談
- グループワーク
- 面接
極めてオーソドックスなつくりであるため、全体像をつかみやすい構成となっています。
苦手なところ、気になる箇所だけを拾い読みしてもお役立ち情報満載。
超大手・人気の大手を受験する方は特に気を付けてください
就活成功のカギは面接対策にありますが、
実はその手前である筆記試験やエントリーシートが一番大事であると著者は言います。
なぜなら、
大半の学生がその段階で落とされるからです。
筆記試験対策を後回しにしたり、エントリーシートに十分な時間をかけない学生は、自らが望む結果を手に入れることはできません。
本書にあるように、人気企業の場合には、
筆記試験やエントリーシートの通過までに実に30倍の高倍率が待ち受けています。
各面接の段階は約10倍以下にとどまるレベルに落ち着きます。
「書くことの対策」がいかに重要であるかが身にしみるはずです。
企業が求める人材の3要素とは
- 自主的に動ける人間
- 他人と協働できる人間
- 数的成果を出す人間
企業の欲しがる人物像をしっかりと把握することは非常に大切です。
自主的に動ける人間
課題を発見し、問題を設定し、解決する能力が求められています。
他人と協働できる人間
組織に属する限り、仕事はチームワークが前提となります。
助け助けられる関係性への積極的な関わりが問われます。
数的成果を出す人間
結果にコミットメントし、最後に結果をだせる人間が求められるのです。
このうち、もっとも難しいのはやはり「自主的に動く」ことでしょう。
仮設思考は簡単には身につきませんよね。
企業が求める5つの強みとは
企業が欲しがる人物像は、今見た通りなのですが、
基礎的な資質として、どのような心理的な特性に注目しているのでしょうか?
心理テストではお馴染みの項目である「ビッグファイブ」が一般的にはよく知られています。
- 協調性
- 外向性
- 好奇心の強さ(開放性)
- 情緒安定性(神経症傾向)
- 勤勉性
事業内容や社風に応じて、
各企業はこの5つのポイントのなかでどこを重要視するのかの強弱が違ってきます。
たとえば、外向性や好奇心の強さより、協調性や勤勉性を重視するといった具合です。
できれば、周りのひとたち(肉親や友人、キャリアセンターの職員など)に客観的に判断してもらいましょう。
彼らの意見を参考にして、自分の現在の特性を知ることは自己分析にも大いに役立つはずです。
それに加えて、入社後においてもメリットがあると言えます。
ただ筆者の個人的な思いとしては、強みをそのまま評価してもらえる企業を探したほうが、入社後も活躍できる可能性が高いためにオススメです。
これは覚えておいて損はないと思います。
外向性が売りのあなたが、協調性を最重要視する企業に入社したとしても、あなた自身を活かせる機会はそう多くないことが予想されるはずです。
であるならば、外向性を強く求めている企業に入社したほうが、あなたらしさが発揮しやすいでしょう。
内定を確実にゲットするために
本書を読む最大のメリットは、回り道を回避することにあります。
就活はある意味、短期決戦です。
何度も何度もトライアンドエラーをしていることはあまりに非効率的です。
正しい方向に全力疾走するために、ぜひ本書を手に取り、参考にして下さい。