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「モンスター部下」あなたもあり得ないトラブルに要注意!

モンスター部下がはびこるこの時代に、あなたは適切な対応をやり遂げる自信がありますか?

モンスター部下 (日経プレミアシリーズ)

(4.0)

社労士である著者の石川弘子氏のもとへは、昨今、部下側からの人間関係トラブルの相談よりも、どのように指導していいのかわからない、と悩む上司サイドの相談が圧倒的に多くなっているそうです。

このような現状を踏まえ、本書は執筆されました。

本書では、実際に筆者が相談を受けたさまざまなモンスター社員について触れている。部下や同僚の言動に悩まされている人にとって、何かしらの解決のヒントになれば幸いである。

パドー
もしかして、あなたは次のような言動をする部下に悩まされてはいないでしょうか?
  • 「自分が納得いかない仕事はしたくない」と言って、上司の指示を聞かない
  • 「個性を尊重すべき」と言って、ルールを無視した非常識で自分勝手な行動をとる
  • 「上司だからといって命令するのはパワハラだ!」と反論してくる
  •  SNSで会社の内情をぶちまけ、騒動を起こす

あるいは、

パドー
このような言動のどこが問題なのと思っている部下の立場にあなたはいるのでしょうか?

もしそうであるならば、あなたも立派なモンスター部下に違いありません。

間違ってはならないのは、

会社は利益の追求を目的として組織運営がなされる統制的集団であるという事実です。

会社はさまざまな個性や価値観を持った人間の集まる集団である。お互いに多様な価値観を持つ中で、組織を円滑に運営するために就業規則等のルールがあり、指揮命令系統を明確にするために役職がある。

統制が厳格に求められる組織(集団)において、

「個性の尊重」「やりがい重視」「人は平等」という考えを自分の都合のいいように曲解し、「自分勝手」「無責任」「傲慢」「低モラル」な言動を繰り返すのが、モンスター部下と呼ばれる人たちです。

彼らは自己中心的な「はき違え」を一方的に主張する特徴を持ちます。

もちろん、これは若者に固有の傾向ではありません。

世代を問わず、年上の部下であっても、問題行動を起こす部下は少なからず存在します。

「触らぬ神に祟りなし」だとか、「ご機嫌をうかがう」といったその場しのぎの対応ではなく、適切な指導をどのように行えばいいのかのヒントが本書にはたくさん詰まっています。
こんな人にオススメ
  • 部下の指導育成に自信のない方
  • 管理職手前の方
  • 人事部

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本書の構成について

本書は、全部で5章から構成されています。

  1. 台頭する自己中心モンスター
  2. モンスター量産のメカニズム
  3. 低モラル社員の暴走は止まらない
  4. 逆襲のシニア・モンスター
  5. モンスター部下とどう対峙するか

モンスター部下のタイプとは

彼らが巻き起こすトラブルの内容は千差万別ですが、大別すると次の3つのタイプに分かれます。

  1. 噓つきモンスター
  2. 自己愛型モンスター
  3. モラル低下モンスター

噓つきモンスター

すぐばれる嘘ならいくらでも対処できますが、往々にして巧妙な嘘をつくタイプです。

基本的に自分以外の人のせいで、ミスが発生したと責任をなすりつける術に長けており、なすりつけられた方は最悪の場合、退職してしまう末路を辿ります。

職場においては害悪そのものである存在と言えます。

相手のあるトラブルの場合は、双方の話を詳細に聞くことが解決の出発点となるのは言うまでもありません。

客観的な事実は何かを見極めることを最優先し、間違っても犯人捜しの過程であると思わせないように注意する必要があります。

自己愛型モンスター

職場において自分が一番大切に扱われることを強く求めるタイプです。

自分にとって好ましくない対応をする人や自分が望んだ対応をしない人に対して、問題行動を起こす傾向にあります。

特徴的な行動としては、

  • 自分の話ばかりをして人の話を聞かない
  • 同情を引くために体調の悪さをアピールする
  • ネガティブ発言が多く、何かと周囲への不満や愚痴をまき散らす
  • 自分を大きく見せようとし、話を盛ることが多い

女性であれば、悲劇のヒロインを演じようとし、

男性であれば、周囲を無能扱いすることで、相対的に自分をよく見せようとする根本的に自信のないタイプとなります。

モラル低下モンスター

物事を目先の損得勘定で捉え、自分がいかに得をするのかに走るあまり、善悪の判断が抜け落ちてしまう社会人失格タイプとなります。

自分の過ちですら他人のせいにしてしまうので、ルールの重要性を説明しても理解に程遠い場合が多く、話し合いは必ず平行線をたどります。

反省が一向に見られない場合は、粛々とルールに従い、処分せざるを得ません。

モンスター部下への対応策

いずれのタイプにおいてもモンスター部下は相手に対して理不尽な要求を突きつけてくる傾向にあります。

ネット情報をかき集めた上で理論武装してきたり、社労士や弁護士をいきなり立てての要求も珍しくありません。

したがって、

理不尽な要求をされた場合は、独力で解決しようとしない

をあなたは徹底すべきです。

決して自分で何とかしようと思わないことが大事。

泥沼化のリスクがあります。

  • 同僚のあなたが要求をされたのならば、上司に相談しましょう
  • 上司のあなたが要求をされたのならば、人事に相談しましょう
  • 当該部署から人事部員のあなたに相談があったのならば、まずは、弁護士もしくは社労士に相談しましょう

自分よりも専門的なアプローチができる人間に相談することです。

人事部の場合は、波風を立てたくないとか、穏便にすませたいとかの気持ちが働き、モンスターに対して安請け合いする場面が少なくありません。

それが傷口を広げる原因となることは珍しくないのです。

特に、

話し合いの最初の場面では毅然とした態度で、就業規則に従い、「できること」と「できない」ことをきちんと説明しましょう。

モンスターにエスカレーションの余地を与えないために、「初動」はしっかりとした対応を貫くべきです。

パドー
初動の対応において、忘れてならないのは、たとえモンスターであっても相手への敬意であることは今さら言うまでもありません。

 

会社という組織の中で、その会社に合わない価値観を持つモンスター部下は、組織を守るためにも対処しなければならないが、彼らの人間性まで否定する社会であってはならないと考える。

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