こいつはもうダメだと切り捨てる前に立ち止まって考え直しましょう
あなたは部下にダメ出しをして、使えない奴とイライラした経験がないでしょうか。
もしも身に覚えがあるのなら、これからの時代、切り捨てて終わりというわけにはいきません。
なぜなら、今後あなたの部下になる人たちには次のような一般的な傾向がみられるからです。
今どきの20.30代のビジネスパーソンの特徴
- 指導を受けるとしばしば萎縮してしまう
- 基本的に受け身で、指示待ち体質
- 評価には敏感であり、総じて打たれ弱い
あなたの部下にも当てはまらないでしょうか?
このような傾向が該当するならば、多くの場合に、そのような部下はダメ社員の烙印を押されているはずでしょう。
ダメで終わるのならば、ある意味、あなたは管理職失格とみなされます。
面倒だと嘆いている場合ではありません。
そうならないために、管理職としてできることは尽くすべきです。
何よりも彼らは(彼女らは)、自信をなくしています。
仕事に対しても、人間関係の構築に対しても。
ゆえに、以下に示す3つのアプローチを上司であるあなたから働きかけてください。
何様のつもり、それじゃ伸びないよは、今は封印しましょう。
できる部下になれるかどうかは、彼ら(彼女ら)の努力次第です。
少なくとも、管理職としての最低限の責務は果たしましょう。
自信を取り戻させるためのあなたからの3つのアプローチ
次の3点となります。
- 積極的に雑談する
- 仕事の量を減らす
- とりあえず期待値を下げる
本意でもなくとも、黙って、試してみてください。
積極的に雑談する
上司とのコミュニケーション不足により、仕事への自信をなくしたり、職場の人間関係がギクシャクして不安を抱えている状態にあるはずです。
まずは、部下との関係性の改善を目指しましょう。
仕事のやりとりをすれば、萎縮が強まるばかりなので、雑談を交えましょう。
極端な話、雑談ばかりでもこの際、結構です。
関係性がほぐれてくれば、そのうち向こうから仕事の相談・報告が始まるはずです。
気長に待ちましょう。
仕事の量を減らす
能力不足やキャパオーバーから自信をなくし、パフォーマンスが振るわない場合が多くみられます。
仕事量は適正分量を満たしていないとわかっていても、ここは一旦堪えましょう。
リハビリ期間だと割り切り、とりあえず仕事量を減らしてみましょう。
周りの人間にその分が増加する理屈となりますが、たいていの場合、大した量ではないので問題なく周囲は吸収できます。
とりあえず期待値を下げる
これぐらいできて当たり前ができないために、本人も苦しんでいるのです。
だからダメなんだと切り捨てるのではなく、期待のハードルを下げましょう。
これぐらいのこともできないのかが、これもできるのかと、お互いの精神衛生は良化するはずです。
まずは始めましょう
- 積極的に雑談する
- 仕事の量を減らす
- とりあえず期待値を下げる
一定期間行ってみて、しばらく経過観察してみるのです。
見込みのある部下であるのならば、早い段階で改善の兆しがみてとれるはずです。
辛抱強く、見守っていきましょう。
ここは、黙って忍の一字。
管理職の仕事のひとつは、忍耐であるのだから。