MENU
アーカイブ
プロフィール

「会社員が消える」自分の仕事は自分で守る時代が来た

  • URLをコピーしました!
タップできる目次

本エントリーからの盗用その他コンテンツ全般に対する不適切な行為が認められたときは、サイトポリシーに従い厳正に対処する場合があります。

労働法の第一人者が予言するリアルな未来図をあなたは無視できない

神戸大学大学院で教鞭をとる大内伸哉氏は言います。

筆者は、2014年に、すでに会社員としての働き方には限界があるという警鐘を鳴らしていた。(中略)しかし、そのときに予想していたよりはるかに速いスピードで、筆者の懸念は現実化しつつある。

なぜなら、

技術革新が恐るべきスピードで進んでいるからに他なりません。

AIやロボット、ICT(情報通信技術)が発達するからと言って会社員が消えていくというのは論理の飛躍であると思う人が少なくないだろうと著者は予想します。

そのような人にこそ、ぜひ本書を手に取ってもらいと大内さんは願っているのです。

本書は、雇用社会の未来図を描きながら、その「いつか」に備えて、私たちが自分たちのために、さらに私たちの子や孫の世代のために、何をなすべきかを考えるための材料を提供しようとする試みだ。

技術革新の変化はいつか必ず起こります。

その「いつか」を言い当てることは誰にもできませんが、その「いつか」に備えることはあなたにもできるはずです。

こんな人にオススメ

  • 現在の働き方に危機感を持っている方
  • 働き方改革についてより深い考察をしたい方
  • 全ての若者

本書の構成について

本書は全部で5章から構成されています。

  1. 大企業がなくなる モデルチェンジする企業 日本型雇用システムの限界
  2. これまでの働き方の常識は通用しない 働き方の未来予想 
  3. 技術を味方につけて自立的に働く 新しいセーフティネット 
  4. 企業に帰属しない働き方へのサポート 「時間主義」を取り戻せ 
  5. 人生100年時代に必要なスキルとは

時間主権とは

著者は「時間主権」を次のように定義します。

自分の人生は限られている。その時間をどのように使うかは、本来、自分で決めてよいものだ。これを「時間主権」と呼ぶことにしよう。

これまでは、政府によって、実際上、次のような人生の規格化に従い、個人は大きな制約を受けてきました。

教育⇒⇒勤労⇒⇒引退

しかしながら、状況は変わったのです。

人生100年時代が到来します。

3ステップの単線的な人生設計を送るには、あなたの人生はあまりに長いと言わざるを得ません。

いつ学び、いつ働き、いつ休むのかということは、自分で決定できるようにすべきなのです。

そのことを可能にするために、あなた自身は実力を養う必要があり、

かつ、社会インフラの整備が不可欠となります。

あなたが高齢者であるのならば、

いつ働くことをやめて引退するのかは、経済的条件との相談とはなりますが、ご自身で決めたいはずでしょう。

より切実なのは、

あなたが若い場合です。

時間主権は、人生の時間が長く残されている若い人こそ、より意識すべきものだ。

パラレルキャリア(キャリアの複線化)の発想がますます重要になるはずです。

企業の寿命よりも個人が働く時間の方が長くなったのだから、複数のキャリアを同時に積むことは、必須であるのでしょう。

学ぶということ

働くあなたにとって、「学ぶ」ということが今まで以上に重要となります。

なぜなら、

自らのスキルを磨かなければ、生き残っていけないからです。

教育を受け学習することをあなたは避けることはできないでしょう。

そうしなければ、残念ながら機械に駆逐されてしまいます。

機械(AI)に勝てる人材や職業は何かについてはよく議論されています。

しかしながら、

実際どのような人材や職業が残るのかについては、正直誰にも今わかっていないのです。

そのような不透明な未来を前にして、ただ一つ言えるのは、

プロフェッショナルだけが最後まで生き残っているだろうということだけです。

そのようなプロフェッショナルに求められる能力は何かについても人によって意見は分かれます。

最大公約数としてはつぎの3つがあげられるでしょう。

  • 創造性
  • 独創性
  • 協調性

繰り返しますが、

学習を続けられる者だけがプロの名に値することは確かなようです。

会社員が消えるとは、ある意味自分が「会社」になるということです。

総フリーランス時代はそんなに遠い将来の話ではないのでしょう。

よかったらシェア願います
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

✒︎ この記事を書いた人

人事屋パドーのアバター 人事屋パドー 人事系ブロガー

都内に勤務の労働者。元営業マンの人事部長です。当サイトにて、人事・仕事・就活に関して書いています。あなたの悩み事の解決のヒントになれば幸いです。

タップできる目次