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後ろ向きな社員が会社には必要だ
友原章典氏は言います。
本書のテーマは「個人の幸せが、本当に組織のメリットになるのか?」である。
組織における幸福について分析を行っている点が本書の特徴です。
こんな人にオススメ
- 管理職
- チームリーダー
本書の構成について
本書は全部で5章から構成されています。
- 幸せ(ポジティブ)な従業員は業績を上げるのか
- 不幸せ(ネガティブ)な従業員こそ重要だ
- マインドフルな従業員
- テレワーク時代の幸福な働きかた
- 幸福研究に基づいた幸せな働きかたのヒント
ポイント
以下気になる点をピックアップします。
- 仕事の満足度が高いほど、企業価値が上がるが、価値が高くなるまでには時間がかかる
- 従業員あたりの売上高は、仕事の満足度とは無関係
- 従業員を幸せにする労務管理は、費用対効果から推奨できない可能性が高い
- 力関係の強い人は、怒ることで交渉が有利になる
- 怒ると一時的に創造的になる
- ネガティブな気分の人は、ポジティブな気分の人より慎重に考える
- ストレスの多い職場では、マインドフルな従業員ほどよい成績
- マインドフルネス瞑想により、集中力が増加し、記憶力も向上
- 上司がマインドフルであれば、部下の疲弊度は低く、業務評価は高い傾向にある
ポジティブである必要なはい
本書を読み目から鱗が落ちるのは、
リーダーは必ずしもポジティブな人である必要ではないことを科学的に論証している点にあります。
部下とリーダーは何よりも相性が大事なのでしょう。
部下の特性とリーダーの特性がマッチングするとき、組織は最大効果・成果に向かって走り出すはずなのです。
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