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38歳までに身に付けたい働き方のかたち
加藤守和氏は言います。
今起きている変化を分かりやすく解説し、どのようにキャリアを築いていくかを考えるヒントを提供できればと思い、執筆しました。
ジョブ型時代は、個人の主体的なキャリア形成がとても重要となります。
会社任せのキャリア意識では生き残ることが難しく、主体的なキャリア戦略を持つか持たないかで、人生に対する充実感や豊かさに大きな格差が出てくるのです。
こんな人にオススメ
- 20-30代のビジネスパーソン
- 人事部
- 経営層
本書の構成について
本書は全部で5章から構成されています。
- 会社任せのキャリア形成はリスクが高すぎる
- 「ジョブ型」時代の到来とその背景
- これからのキャリアの捉え方
- 押さえておきたい5つの行動原理
- 「ジョブ型」次代のキャリアデザイン
日本人のキャリア意識
- 勤務先や仕事に満足していない
- 現在の会社で昇進したいという上昇意欲は少ない
- 現在の勤務先に継続勤務はあまりしたくない
- しかし、転職したいわけではない
- 自己研鑽に対して積極的ではない
不満はあるが、状況打破に向けた行動はとらず、「消極的な現状維持」を求めているように見受けられます。
キャリアの主体が個にシフトすべき理由
主たる理由は次の2つです。
- 企業の存続の不確実性
- ジョブ型にシフトするから
そのゲームのルールを正しく把握していなければ、いつの間にかキャリアの階段をのぼれなくなることも起こり得ます。
個人のキャリアの変化
「日本版ジョブ型」により個人のキャリアは次のように変わっていくでしょう。
- 職務の固定化がおこり、偶発的なキャリア開発機会が減少する
- キャリアの階段が上に行くほど険しくなり、二極化が拡大する
- 職務要件に応じたアサイメントに進んでいく
一定階層以上はジョブ(職務)が明確に求められ、「できそうな人」だけがのぼる階段になっていく。
これからのキャリアを構築していく際のポイント
次の3つとなります。
- キャリアを左右する「偶発的な出会い」を増やす
- 自分の核となるキャリアアンカーを知る
- 職務に対する適性があるかを見極める
「学び」は、ジョブ型時代の最大のリスクヘッジ。いざというときに、「できる(能力がある)」状態にあることが重要だからである。
学びのアップデート
次の5つの力で、学びのアップデートは構成されています。
- 好奇心
- 環境認識力
- アウトプット志向
- 他者に学ぶ力
- 学習棄却
パドー
あなたの準備は万全ですか?
「ジョブ型と課長の仕事」5つのマインドセットを変える
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