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「定年消滅時代をどう生きるか」明るくサバイブするために

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将来を見据えた「自らの価値を高める方法」と「これからの働き方」

経営アドバイザーとして活躍している中原圭介氏は言います。

ひとりひとりの仕事への対応の仕方で結果が大きく変わっていくので、できるだけ多くの人たちに自らの視野を大きく広げてもらい、人生が少しでも豊かになる働き方を模索していってもらいたいと切に願っている次第です。

平均寿命の伸長と年金制度の影響を受け、あなたは70歳を超えても働かなければならない時代に生きています。

大学を卒業して企業に勤めると仮定すると、会社員生活は50年前後となり、企業の平均寿命が20年と仮定するならば、会社員生活は企業寿命の2・5倍を超える長さとなります。

この前提に立つならば、

計算上、あなたは人生のなかで、3つの仕事や会社を経験することが当たり前の時代をサバイブすることとなります。

たとえば、30代後半を第一の定年、50代後半を第二の定年としてキャリアを3つに区分したうえで、リカレント教育(学び直し)に勤しみながら、新しいスキルを習得するという生き方が広まっていくでしょう。

終身雇用や年功序列は、もはや瓦解寸前、あるいは内部崩壊しているのです。

働いている限り、この事態の進行を無視することは誰にもできません。

すべての日本人の人生にとって、深く関わりがある本を書きました。

こんな人にオススメ

  • 現在働いている方
  • これから働こうとする学生
  • 人手不足に悩む経営者

本書の構成について

本書は全部で5章から構成されています。

  1. 日本から「定年」が消滅する
  2. 大きく変わる企業の採用
  3. トヨタ「採用の半数が中途」の衝撃
  4. 人材育成の仕組みを再構築する
  5. これからを生きるための最大の武器

年功序列・終身雇用が崩れ始めている背景とは

著者は次の4つを指摘します。

4つのポイント

  • 現場の業務をこなすために常に一定数の新卒社員を採用する必要があるため、企業の社員数が増え続け、結果的に総人件費が増え続けている
  • 少子化が進む中で、20代の若手社員の平均年収が増加している煽りを受け、30代後半以上の中高年の給与が抑制されている
  • 少子化が進むなかで、優秀な人材は国内だけでなく、アメリカ企業や中国企業などとの獲得競争が激化し、優秀な若手の給与が高騰している
  • 組織の若返り化を進めるなどを理由に、新卒採用と中高年の早期希望退職を増やす企業が増加している

おそらくあと10年以内には、会社員ひとりひとりがスキルを磨いていかなければ、好景気や不景気に関係なく、企業から容易に退職を迫られる環境が醸成されていくことになるのではないでしょうか。

年功序列や終身雇用に風穴が開いてしまうとは「休まるときがない」ことを意味します。メンタルヘルス管理が、企業にも個人にも益々重要な時代となります。

雇用は中途採用が標準になる背景とは

著者は次の4つを指摘します。

4つのポイント

  • 世界でビジネスモデルの変化が目まぐるしいなか、新卒の社員を時間をかけて育てていくのは難しい
  • 若手を育てるよりも、優秀な人材を転職市場から採用したほうがコストがかからない
  • 求められる職務に応じてふさわしい人材を充てる「適材適所」という考え方が主流になる
  • 硬直した人事制度や企業風土を変えるために、外部から多様な人材を取り入れる必要がある

超大手企業のトヨタやキリンホールディングスが打ち出しているように、企業は新卒採用を抑制し、中途採用の採用人数を大幅に上げようと計画しています。

目まぐるしく変化するビジネス環境に迅速に対応するために、硬直的な組織や制度の改革の推進力として、中途という新しい血に大いに期待していることがうかがえます。

これからの時代は最低スキルは3つは持ちたい理由とは

著者は次の4つを理由に挙げています。

4つの理由

  • いずれ70歳までの雇用義務化や75歳までの努力義務化が既定路線となってくるなかで、スキルが活かせる人は重宝される
  • AIやVR、ARなどの技術を組み合わせることで、個人が専門性の高いプロになって活躍するまでに3年間程度で済むようになる
  • これまでひとつのスキルを身に着けるまで10年といわれていた期間で、3つのスキルを身に着けることが可能になる
  • 自分にとって好きな仕事、やりがいがある仕事の必要性がなくなってしまったり、飽きてしまったときにうまく切り替えることもできる

これからの社会では、仕事を一生懸命に楽しみながらやれば、また次の新しい仕事に挑戦したいという意欲が湧いてきて、うまく切り替えができる人が増えてくるのではないかと思っています。

ハイブリッド人材が求められる理由とは

著者は次の3点を指摘します。

3つのポイント

  • グローバル化・デジタル化の時代を生き抜いていくためには、幅広い視野を持つ必要がある
  • 物事を判断する際に専門的な知識に頼ってしまうと、判断を誤ってしまう可能性がある
  • 異分野の融合からイノベーションが生まれるという事実から、ハイブリッド系人材が増えることでイノベーションが生まれる可能性が高まる

しかし私が予想する未来では、文系と理系が融合したハイブリッド系の人材がもっとも重宝がられるようになるのではないかと考えています。

文系の感性と理系の論理力をミックスすることで、これからの時代にマッチした思考力を発揮しなければなりません。

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✒︎ この記事を書いた人

人事屋パドーのアバター 人事屋パドー 人事系ブロガー

都内に勤務の労働者。元営業マンの人事部長です。当サイトにて、人事・仕事・就活に関して書いています。あなたの悩み事の解決のヒントになれば幸いです。

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