社内外で評価される人材になる新・生存戦略とは
イシコ氏は言います。
そこで、若手社員のみなさんがこれから不安を抱かず活躍できるように、僕なりの「新しい入社1年目の本」として本書を執筆することにしました。
「当たり前」のことを当たり前と思ってできる人だけが成長の過程を踏み進めることができます。
できそうなことを探す
入社早々のあなたのキャリアは、その一歩(姿勢)から始まるはずです。
- 新入社員
- 内定を持っている学生
- 不安がある若手社員
本書の構成について
本書は全部で4章から構成されています。
- 入社1年目からのマインド
- 入社1年目からの仕事術
- 入社1年目からの自己投資
- 入社1年目からのキャリア戦略
今日必ず終わらせなければならない仕事の定義
この定義を理解していないビジネスパーソンはキャリアに関わらず、案外に多いです。
働き方改革が叫ばれる昨今、長時間労働の撲滅は個々人の意識改革からしか始まりません。
著者は次のような3つの線引きを提唱しています。
その仕事を今日やらなければ、
- 翌日誰かが困る(社内外含む)
- 何らかの損失が出る
- 評価が間違いなく下がる
このいずれにも当てはまらないのなら、それは明日以降に回しても問題ないということです。
自分の意見を主張するには
自己主張は大事ですが、それは周りへのリスペクトを大前提とします。
聞く耳を持ってもらえないのは、一方的に相手のせいと思っているからでしょう。
主張ではなく、提案するという意識がなによりもあなたには求められているのです。
僕がおすすめする提案とは、「場の空気を読みつつ、空気を読まない発言をすること」です。
空気を読むとは、
相手のやり方を受け入れる姿勢を見せることに他なりません。
空気を読まない発言とは、
これまでと違う意見を伝えるということなのです。
70点で一度提出する
取り掛かった仕事をどのレベルの完成度で提出すればよいのかは、ある意味永遠のテーマです。
スピード優先なのか、精確性が大事なのか。
目安は、締切りまでに余裕を持って「70点」で提出する、です。
その仕事に1時間かかるとした場合、最初の30分でひとまず70点の状態にして上司に確認してもらい、残りの30分で70点から100点を目指すのが賢いやり方です。
理由は2つあります。
- 本提出前に一度見せておくことで、方向性が間違った場合に軌道修正しやすいから
- 前もって報告することで、依頼した側に安心感を与えられるから
何事も、なしのつぶて、ギリギリはダメなのです。
確実に評価を上げる公式とは
次の公式となります。
A(あなたの成果)ーB(あなたへの期待値)=C(評価)
この公式を常に意識して、仕事に取り組みましょう。
そうすれば、妙な焦燥感や誤解から解放されるはずです。
C(評価)をプラスにするには、次のことを忘れないでください。
- 期待値を「探る」(相手は何を求めているのかを知る)
- 期待値を「コントロールする」