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「ソフトウェア・ファースト」ビジネスを一変させる最強戦略

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すべてはIT活用を「手の内化」することから始まる!

テクノロジーによって企業や社会の変革を支援し続ける及川卓也氏は言います。

この本を手に取ったあなたは、きっと自社の現状に危機感を抱き、自分にできることを探している、つまり「ボーっと生きていらっしゃらない方」だと思います。

スピード感に乏しい大企業、日本自体に対する健全ないらだちが、本書の成立の出発点にあるようです。

本書では、多くの企業が関心を持ち始めた「ITを駆使したイノベーション」や「デジタルトランスフォーメーション」といった変化の種を、単なる流行や徒労で終わらせないための取り組みを記します。

あなたの会社を正しく変えるヒントがここには詰まっています。

筆者が経験、見聞きしたことを基に、テクノロジー、組織改革、必要な人材、キャリア形成の面から具体的に紹介していきます。

こんな人にオススメ

  • 会社を変えたい方
  • エンジニアの採用を考えている方
  • IT活用を真剣に検討している方

本書の構成について

本書は全部で5章から構成されています。

  1. ソフトウェア・ファースト
  2. IT・ネットの「20年戦争」に負けた日本の課題と光明
  3. ソフトウェア・ファーストの実践に必要な変革
  4. これからの「強い開発組織」を考える
  5. ソフトウェア・ファーストなキャリアを築くには

「挑まなければ、得られない

この言葉に著者のキャリアが凝縮されています。

本書は、著者のキャリア・ジャーニーでもあるので、キャリア形成の生きた教科書として大いに役立つことと思います。

ソフトウェア・ファーストとは

ソフトウェア・ファーストを著者は次のように定義付けます。

IT(とそれを構成するソフトウェア)活用を核として事業やプロダクト開発を進めていく考え方です。決してソフトウェアがすべてということではありません。

ソフトウェアは一つの手段にすぎません。

しかしながら、

使い方次第で、既存の産業構造や製品・サービスの在り方を根底から覆す破壊力を持っているのです。

むしろ、

そのような力を発揮するために、ソフトウェアを最大限に企業は利用しようと目論んでいるのでしょう。

ソフトウェアの力だけでは良いプロダクトは生まれませんが、凄まじい破壊力を持つソフトウェアの特徴を理解し、プロダクトや事業開発のすべてを変えていくことが、これからの企業の競争力を左右します。

ソフトウェア・ファースト実現のために

企業がソフトウェア・ファーストを実践・実現するためには、なによりも、ソフトウェア技術を理解し、事業に活用できる人材が不可欠です。

と同時に、

このような有能な人材を育て、活かせる組織が必要となります。

これに加えて、

失敗することを前提とした、作っては壊すことを良しとする文化が大切になってきます。

実現のために

  • 有能な人材
  • 人材を活かせる組織
  • 失敗を許容・奨励する組織文化

ソフトウェア・ファーストで最も大事なこと

それは、

変化しないものを理解することです。

ソフトウェア技術は日進月歩です。

進化を宿命づけられています。

ソフトウェアを活用したビジネスモデルもマーケットニーズに応えるために変化し続けます。

このような変化が「常態」である環境下において、変わらないものとはなにか?

それは、

ビジョンやミッションであり、それに関連する社会課題や価値観です。

それでは、

ソフトウェアを操作する主体である人間にとって、われわれにとって必要なことは何でしょうか?

著者は断言します。

ソフトウェアという変化し続ける手段を用いる人間に必要なのは、成し遂げようとする執念であり、成し遂げるために考えること、考え続けることです。

ジョブズやマスクの顔がすぐに浮かんだのは、あなただけでないはずです。

ソフトウェア・ファーストの主役は

主役は個人です。

プロダクト開発を行う人、つまりあなたが変わり、成長していかなければ、ソフトウェア・ファーストは実現しません。

あなたが組織のトップであるのならば、メンバーにも変化を求めなければならないのです。

変化とは進化です。

変わらずにいることに心地悪さを感じるようになり、常に変化を求める。

まず小さな変化からはじまり、やがてそれらは大きな変化を連れてきてくれるはずです。

そうすれば、きっと組織も社会も変わっていくことでしょう。

あなたは進化し続けなければならないのです。

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✒︎ この記事を書いた人

人事屋パドーのアバター 人事屋パドー 人事系ブロガー

都内に勤務の労働者。元営業マンの人事部長です。当サイトにて、人事・仕事・就活に関して書いています。あなたの悩み事の解決のヒントになれば幸いです。

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