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「事例で学ぶOJT」先輩トレーナーによる効果的な育成

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学び続ける人を一人でも多く増やす

田中淳子氏は言います。

新人を育てる過程でその育成に携わるOJTトレーナーの能力開発にも効果があり、かつ、新人に関わる多くの人が育てることに関心をもち、やがてその職場が、「人が育つ」環境を整えていくことを意図しているのです。

具体的な他社事例を学ぶことはどの企業にとっても有益なはずです。

こんな人にオススメ
  • 後輩指導を任された現場のOJTトレーナー
  • 新入社員や若手社員を部下に抱えるマネージャー
  • 人事部門

本書の構成について

本書は全部で9章から構成されています。

  1. OJTトレーナーの役割
  2. 周囲を巻き込み、みんなで育てる
  3. 新入社員と信頼関係を築く
  4. 業務の教え方と質問対応
  5. 社会人としての基本を学ばせる
  6. 経験学習を生かす
  7. 仕事の取り組み方を教える
  8. 新入社員との1on1ミーティング
  9. フィードバックと振り返り

OJTトレーナーの主な役割

代表的なものは次の4つとなります。

  1. 育成計画を立て、計画に沿って育成を進める
  2. 新入社員が早く職場になじむように支援する
  3. マナーやマインドといった普遍的なスキルと部署や業務に特化した専門的な知識・スキルを教える
  4. 仕事上の悩みや不安の相談に乗り、適切なアドバイスを行う

周囲を巻き込んで、みんなで育てるために

新入社員の成長には、OJTトレーナーだけではなく、大勢が関わることもOJT成功の秘訣となります。

以下のポイントを意識しながら関わっていきましょう。

  • 周りに手伝ってほしいことを具体的に伝える
  • 社内の仕組みやツールを大いに利用する
  • いつまでに何を教えるのかを逆算する
  • やってもらいたい仕事を用意しておく
  • 言動にバラツキが出ないように意識を合わせる
  • 定時内に終わらせるように工夫する

業務の教え方と質問対応

新入社員に効率よく業務を教え、不明点は解消し、できるだけ早く一人でできるように育てます。

以下のポイントを意識しながら関わっていきましょう。

  • 仕事を分解して捉え直してみる
  • 勉強会を活用する
  • 具体的な表現を用いる
  • 相手に応じた内容と情報量にする
  • 話をわかりやすく組み立てる
  • わかったことを自分の言葉で話させる

仕事の取り組み方を教える

仕事の目的を理解すること、仕事の段取りを考えることなど、仕事の進め方を学び、自分で考え、動けるように育てていきます。

以下のポイントを意識しながら関わっていきましょう。

  • なぜそうするのか、理由まで教える
  • 質問の意図を尋ね疑問には丁寧に応じる
  • 計画を立てるところから取り組ませる
  • 全体像を教え、手順を一緒に考える
  • 成果物のイメージをすり合わせる

組織強化のために

「教えてくれないからできない」「習っていないからわからない」と誰かのせいにするのではなく、必要だと思ったら自ら学ぶ人に育ち、そういう自走する人が多ければ多いほど組織は強くなります。

教えるものが最もよく学ぶはずです。

あなた自身のために、組織のために、積極的に「若鳥」と関わっていきましょう。

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✒︎ この記事を書いた人

人事屋パドーのアバター 人事屋パドー 人事系ブロガー

都内に勤務の労働者。元営業マンの人事部長です。当サイトにて、人事・仕事・就活に関して書いています。あなたの悩み事の解決のヒントになれば幸いです。

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