タップできる目次
日本企業は若者に見捨てられる!?
中野雅至氏は言います。
本書は、企業と学校のギャップに着目して、今の若者について語ります。
今の若者や教育現場が確実に変化している「事実」を、誰よりも採用担当(企業)に理解してほしいために、本書は執筆されました。
パドー
現役の採用担当としてのあなたの現実理解は足りているでしょうか?
こんな人にオススメ
- 採用担当者
- 人事部
- 経営層
本書の構成について
本書は全部で9章から構成されています。
- 本格化する若者激減時代
- 甘い経営者と中高年管理職の認識
- 若者は弱いか?
- 日本を衰退させる若者の仕事観
- 日本を再浮上させる若者の仕事観
- 若者はなぜ「成長」したがるのか?
- もはや小中高と大差ない大学
- 若者を有効活用できている企業がやっていること
- 今の若者に欠けているもの
若者が好きな言葉
次の4つを著者はあげます。
- 成長
- 自分を護る
- 武器
- 盾
その中で、「武器」「護る」「盾」といった防衛本能をくすぐるような言葉を使うと、急に演壇の方を向く学生が多くなることに気付きました。
成長するとは
若者にとって、「成長する」という言葉は次のことを意味します。
- たとえ労働条件に優れた大企業であったとしても、「意味のない」理不尽に耐えることではない
- 専門能力を身に付けること
この場合に譲れない条件として、「成長できる職場環境」であるかどうかが重要となります。
専門性の獲得は、主体的ではなく、あくまで受け身的であるということです。
この場合の「成長できる」というのは、専門能力といった具体的なものではありません。非常にぼやっとしたものです。おそらく、仕事全般とメンタルを含めた総合的なものを成長と呼んでいると思います。
パドー
このような意識・感覚を甘えるなと捉えるのか、現実的に対処すべきと受け止めるかにより、採用・教育のスタンスも全く違ってくることでしょう。
これからの管理職に求められるスタンス
次の2つとなります。
- まず、受け入れる
- 指導する上司である立場をきちんと理解すること
利益を出すためには落ち込む部下を鼓舞しなければいけないし、やる気のない若者のモチベーションを上げなければいけない。そういうことを仕事としてきちんとできる人です。
パドー
あなたは、プロの管理職ですか?プロの管理職になりたいですか?!
「部下を育ててはいけない」新時代のマネジメントとは
【リーダーの仕事は選別が10割?!】 田端信太郎氏は言います。 本書では、そんな「一目置かれるリーダー」になるための上司力改革25箇条について語っていきたい。 「…
「駆け出しマネジャーの成長論」挑戦課題を科学する
【実務担当者からマネジャーへと続くキャリア移行の旅】 中原淳氏は言います。 本書は「マネジャーになっていくプロセス」と、そのプロセスをいかに乗り越えればよいの…