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「会社に入ったら三年間は「はい」と答えなさい」現実的な仕事論

普通の人が、普通の会社で、普通に働くためのかくも実践的な指南書

会社に入ったら三年間は「はい」と答えなさい

(4.0)

日本経営合理化協会で人材教育コンサルティングをされている著者の園部貴弘氏によると、本書は「普通の僕たちが、普通の生活だけど、ちょっと上を目指すための生き方を伝える本」となります。

本書は、年収1億円のトップサラリーマンやベンチャー企業など、華やかな夢物語を実現するための内容になっていません。普通の人々がささやかな夢を実現するための手ほどきについて触れています。

本書の反時代的ともいえるタイトルは、著者が社会に出るときに父親からかけられた言葉からとられたようです。

若い人の中には、タイトルを見ただけでアレルギーや反感を持たれる方がおられるかもしれません。

若手男子
時代が違うよ
若手女子
受け入れ難い考え方だ
部下
たぶん無理

このような意見ももちろんあると思われます。

にもかかわらず、

本書を進める理由は、ここにはリアルがあるからです。

地に足のついた努力を続けてきた者だけが知る「現実」があるからです。

パドー
これから働こうとする学生の方や働き始めた若い人に必ずや参考になると思えたので、ご紹介いたします。

サラリーマンの九割が、中小企業で働いています。しかし、不思議なもので、中小企業で上手に働くことについて教えてくれる書籍が世の中にはほとんどありません。

大企業に勤めている人間が大企業とだけ取引するわけではないはずです。

であるのならば、会社の規模に関わらず、本書は有益であるに違いありません。

本書に記した内容には、アッと驚くような特別な内容は何一つありません。僕が就職活動中の学生や社会人になったばかりの新入社員から「わからない」「困っている」「悩んでいる」と相談され、中小企業で働く先輩としてアドバイスしてきたことをまとめたものです。

パドー
これらのアドバイスのうちで、あなたが最も耳を傾けるべきは、タイトルである「会社に入ったら三年間は「はい」と答えなさい」であると思います。

黙って「はい」と言っとけばいいと、とられかねないこのフレーズは、単なる精神論と誤解されがちです。

だからこそ、

耳を傾ける際には、ひとつ注意が必要となります。

額面だけの理解から単純に反発せずに、その真意を探るべきなのです。

その真意は2つあると考えます。

  • 新しいことを身に着ける場合、自己流では効率が悪すぎるので、まずは型を受け入れる
  • 素直な心を持つことが、結果として成長機会を多く得られ、よく伸びる

あくまで、実践的なアドバイスであると受け止めましょう。

パドー
少なくとも私はそのように理解しました

時間は有限であり、入社後の三年間は非常に貴重な時期であるので、本当の無駄(自己流・自分勝手・自己解釈)を省きましょうと園部さんは言ってるのでしょう。

パドー
結果を出すためには、とにもかくにも実践的であるべきなのです
こんな人にオススメ
  • これから働こうとしている人
  • 働き始めたばかりの人
  • 伸び悩んでいる若手

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本書の構成について

全部で5章から構成されています。

  1. この会社で勤め上げる決意を持て
  2. 中小企業で働くということ
  3. 入社三年目までにすべきこと
  4. 三十歳までに一人前になる
  5. サラリーマンとして生きるということ

本の上で学ぶ時代へ

本書には、平成の初めにおいて、職場のよき上司やよき先輩から伝授されたコツや要領が詰まっています。

パドー
私には懐かしいです
よくわからないので教えてほしい
  1. 社会人としての作法
  2. 先輩上司への接し方
  3. 取引先との関係づくり
  4. 営業におけるノウハウ
  5. 顧客管理のテクニック
  6. プロフェッショナル意識醸成
口頭で伝授された、あるいは背中を見て覚えた数々は、今はもう、書物の上で学ばねばならない時代であるのかしれません。

居酒屋で半分説教交じりに話を聞くという風景はフィクションとは言わないまでも、令和のいま、ノスタルジックな心象風景でしかないのでしょう。

一人でも多くのサラリーマンが、サラリーマンとして幸せに生きるために、本書を参考にしていただければ、著者としてこんなにうれしいことはありません。

ここで言うサラリーマンとは、おそらく身の丈に合った働き方をする人間のことであると理解します。

企業規模に関わらず、地に足のついた働き方をすることが、やりがいに直結し、それが自身の職業人生を豊かにするはずです。

大企業、有名企業、中堅企業、中小企業を問わず、働き始めた若者に手にぜひ取ってみてほしい一冊です。

パドー
頭から否定するのではなく、聞く耳を持ってみませんか?

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