要領がよくないと思い込んでいる人のための必読書!
タスク管理についての方法と実践を中心に活動されている小鳥遊氏とF太氏は言います。
本書は基本的に1~2ページで完結しています。最初から1つずつ実践するもよし、気が向いたときに適当なページを開いてみるのもよし。どれも確実にあなたの仕事生活を送りやすくすることが書いてあります。
小鳥遊
そしてこの本が、あなたにとって「今の自分のままでもやっていける」「他の場所でもやっていける」という自信の一助となることを願っています。
F太
本書は、仕事術の本です。
それと同時に、F太さんが言うように、「仕事術を学ぶ準備をするための本」となります。
ゆえに、敷居は低いです。
くよくよ悩む暇があなたにあるのなら、まずは本書を手に取って実践してみましょう。
この本は、すべての仕事の下地になる考え方やヒントが詰まっています。これは今後さらに専門的で複雑な仕事に取り組む際に、あなたを必ず助けてくれます。
F太
- 仕事を前にして時間だけが過ぎていく人
- 抜け漏れやミスがなくならない人
- ひとつの仕事に集中できない人
本書の構成について
本書は全部で10つのパートから構成されています。
- 仕事の基本
- 段取りが苦手
- 優先順位がつけられない
- 先送りしてしまう
- ケアレスミス、物忘れが多い
- 集中力がない
- 整理、片付けができない
- コミュニケーションが苦手
- メンタルが弱い
- メモ、メールが苦手
仕事を進める上で押さえてほしい基本
基本とは、一言で言うと、「手順書をつくる」こととなります。
手順書は5つのステップを踏んで完成します。
優先順位をつけられない病
この病に特効薬はありません。
手順書を見比べながら、今どれをやるかを自分で決めます。
このことを繰り返し行うことで、自分の優先順位の物差しを洗練させていくことができます。
なぜ、先送りしてしまうのか
仕事の要領が悪い人は先送りしがちです。
しかしながら、
仕事の要領が良い人も、時には意識的に仕事を先送りしています。
何が違うのでしょうか?
その違いは、
「とにかく取り組みたくないから先送りしてしまう」のと「今は取り組むタイミングではないので意識的にやらないでおく」の違いとなります。
簡単に言うと、
先送りすることで不安になっているのか、想定の範囲内と思っていられるかの違いです。
慣れていない作業(仕事)だからと、慣れている作業(仕事)ばかりに飛びついていると、先送りにした作業(仕事)に後々「復讐」されてしまうのです。
仕事の要領の実体
仕事の要領の実体は、ノウハウでしかありません。
つまり、
トレーニングを積めば、身につくものです。
要領は才能だから努力しても無駄だと、最初からあきらめたり、言い訳にしていないでしょうか。
ノウハウを習得すれば「優秀なあの人」と少なくとも同じ土俵に立つことができる。そう私は信じています。
小鳥遊