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数字・ファクト・ロジックで説得力をつくる
白鳥和生氏は言います。
本書は新聞記者として培った文章術をお伝えするのが目的です。
具体的には、
- ファクト(客観的事実)
- データ(数字)
- ロジック(論理)
の3つの要素が揃った「説得力」と「納得感」のある文章をはやく書くテクニックとなります。
パドー
ポイントごとに例文があるので参考にして、どんどん自分で書いていきましょう。
こんな人にオススメ
- ビジネス文書作成がうまくなりたい方
- 部下の業務報告の内容に困っている上司
本書の構成について
本書は全部で8章から構成されています。
- 伝えるためには「型」がある
- 文章の構成を考える
- ファクトと数字の大切さ
- ロジックとは「流れ」が自然なこと
- 「伝わる文章」のために
- データの集め方と使い方
- さて、文章を書く前に
- 実際に文章を書いてみる
導入部の工夫
読みたいというモチベーションを引き出せるか否かは、文章の書き出しにすべてかかっています。
導入部の工夫には次のような手法がおすすめです。
- 読み手に問いかけ、考えさせる
- 話し言葉(台詞)や情景から始める
- 読み手にとって切実な課題を取り上げる
- タイムリーな話題を盛り込む
- 意外性のある言葉を投げかける
読み手が「自分ごと」として冒頭の話題を捉えるような工夫が大切です。
文章を削る勇気を持つ
余計な表現を取り除いてなるべくシンプルにしていくと、「筋肉質」な文章ができあがります。
- 「説明しなくてもいいもの」を削る
- 重複や繰り返しを削る
- 「私は」「思います」を削る
- 曖昧な「が」を削る
- 余計な「という」を削る
- 余計な「〜こと」「〜もの」を削る
- 前置きを削る
読み手に納得してもらうために
次の7つのテクニックが不可欠です。
- 主張の後に理由をもってくる
- 理由は具体的なファクトで納得できるものに
- 実際にあったファクトを理由にする
- 短く端的に書く
- 理由に明確な数字を使う
- 理由に曖昧な形容詞、副詞は使わない
- ロジカルとは流れがスムーズなこと
実は、理由の良し悪しが人の納得感に影響するのです。
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