限られた時間で、圧倒的な知識を得るためには
弁護士の間川清氏は次のように言います。
私はこれまで「どうすれば限られた時間でより多くの、より有益な情報や知識をインプットすることができるのか」を考え続け、学び続け、試行錯誤してきた。その集大成が本書の内容である。
成果は、いつの場合も、アウトプットで決まります。
アウトプットが大事なのは周知の事実です。
しかしながら、
インプットなくしてアウトプットなしと、著者は言い切ります。
大量のアウトプットをするためには、それをはるかに上回る量のインプットが必要になる。
鬼のようなインプット術で、あなたの仕事をもっともっと輝かせてはみませんか?
- 仕事がはかどらない人
- 成績がいまいちぱっとしないビジネスパーソン
- 組織運営に苦労している管理職
本書の構成について
本書は全部で3章から構成されています。
- まず、あなたの無駄なインプットを徹底的に洗い出せ
- 限られた時間で圧倒的な知識を得るインプットの技術
- そして、最高のアウトプットへどうつなげていくか
もう少し詳しく言うと、
- 限られた時間で大量かつ有益な情報や知識を手に入れる「鬼」インプット術の総論的な内容になっている
- 「鬼」インプット術の実践編です。テーマは、読書・仕事・勉強の3つ
- 「インプットとアウトプットはどのような関係にあるのか」「どうすればインプットした情報や知識、スキルを効果的に活かす(アウトプットする)ことができるのか」について紹介する
知識レベルを上げていく読書術として著者は次のような方法を紹介しています。
「その分野に関する本を3冊読む」というものです。
1冊目は、入門レベルの本を読む
2冊目は、1冊目よりは高度な内容のもの、読者に一定の基礎知識があることを前提とした解説本を読む
3冊目は、さらにレベルの高い本を読む
「インプット➡アウトプット」の量を飛躍させる一番の方法とは
著者は次のように断言します。
成功体験を得ることは、「インプット➡アウトプット」の量を飛躍させる一番の方法だ。
そのためには、最初の成功体験を得る必要があります。
成功体験を得るための手順は次の通りです。
- いま自分が悩んでいることを一つ思い浮かべる
- なるべく大きめの書店に行き、その悩みを解決してくれる本を探し出し、購入する
- その本を読み、したいこと、できること、すべきことを抽出する
- スモール・スタートでいいのでそれらを実践していく
取っかかりやすく、すぐに行動できて、ただちに結果の出そうなものがベストです。
小さな成功体験を積み重ねながら、大きな成功を目指していけばいいのだ。
絶対に身に着けたい知識は、バカみたいに毎日眺めることが効果的であると著者は説きます。地道ですがシンプルなこの方法は試してみる価値がありそうです。