「なんでもメモ」で仕事のスピードが上がる!
上阪徹氏は言います。
私がやっているのは、ややこしいメモ術ではありません。とにかくメモする。いつでもどこでもメモする。なんでもメモするのです。
25年以上一度も締め切りを破ったことのない著者ならではのメソッドが惜しげもなく解説されています。
繰り返しましょう。
私のメモ術は、小難しいものではありません。とにかくなんでもメモをとる。どこかに保存する。それだけです。私は面倒くさがりなので、そうでなければ続きませんが、今も続いている。
あなたを変えることのできる「メモの習慣」がここにあります。
- フリーランスの方
- スケジュール管理が苦手な方
- アイデアが湧いてこない方
本書の構成について
本書は全部で6章から構成されています。
- 「メモ活」の基本原則
- とにかくすぐに記録する!段取りメモ
- A4ノートに記録する!要約メモ
- 速く、正確に記録する!スピードメモ
- 思考を加速させる!アイデアメモ
- 文章力の決め手!素材メモ
メモすることの効能
次の3つがあげられます。
- うっかりを防げる
- 仕事の効率が上がる
- よいアイデアが生まれる
メモをとるというのは、とても小さなアクションです。ところが、その小さなアクションが人生を大きく変えてしまう可能性がある。
メモの分類
メモは大きく2つに分類されます。
- スケジュール系(A4サイズのスケジュール帳)
- 仕事系(A4サイズのノート)
この2つをうまく使い分けることで、締め切りを堅守し、圧倒的な結果を出せるのです。
すぐにペンを手にできる状況を
著者はペンを常時3本用意することをすすめています。
その理由は、以下の3つとなります。
- メモしたくなったらすぐに取り出せる
- インクがなくなっても代わりのペンで書ける
- 1本なくしてもすぐに代わりが見つかる
複数本、常にバッグに入れておけば、こういうミスを防ぐことができます。いつでもどこでも、あっという間にペンを取り出すことができるのです。
全部を仕事系ノートへ
著者は2つのメモ帳を駆使するように提唱します。
スケジュール系ノートと仕事系ノート。
スケジュール以外はすべて仕事系ノートに集約せよと言います。
スケジュール以外のメモは、すべて仕事系ノート1冊に入っているとなれば、このノートさえ見返せば、大事な情報がすぐに取り出せることになります。
余白の大切さ
ノートは贅沢に使いましょう。
むしろ、2,3行おきに書くくらいのつもり、左右も思い切り空けるつもりで、大胆に余白を使って書いていくほうが、すばやくメモが書けて効率的であることに、私は次第に気づいていったのでした。
書ききれなかったことをあとで加筆できることは、とても大事なポイントです。
企画を生み出すノートの使い方
A4ノートの見開きを使ってアイデアを広げていきましょう。
(課題を書く)
(解決法を書く)
企画は課題の解決だ、ということがわかっていれば、企画書はあっという間に書けるようになります。なぜなら、課題と解決法を書ければいいからです。
素材さえあれば文章は書ける
文章を書く時に必要なのが、素材メモです。
この場合、素材とは、事実・数字・エピソード(コメント)の3つを指します。
素材があれば、読み手に必要なことは十分に伝わります。
文章を書く必要に迫られているのなら、素材を集めメモを取るように努めましょう。
きちんとメモをとってさえいれば、文章は必ず書けるはずです。