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「つなぐ」「分ける」「組み立てる」言葉と思考を整理する
久保田康司氏は言います。
本書で取り上げている事例は、多くの人が出くわすような身近な事例ばかりですので、納得しながら読めると思います。
ロジカル・シンキングのポイントは次の3つであると著者は主張します。
- つなぐ
- 分ける
- 組み立てる
つなぐ
似た者同士をつなげる。主張・論拠・データをつなげる、原因と結果をつなげることです。
分ける
様々な情報を整理して分類することです。
組み立てる
様々な情報から何が言えるのか、言いたいことを組み立てることです。
これら3つの考え方を習得するだけで、みなさんも必ずロジカル・シンキングができるようになります。
こんな人にオススメ
- 社会人一年生
- 評価がイマイチ低い若手社員
- 部下の成長で悩んでいる上司
本書の構成について
本書は全部で5章から構成されています。
- ロジカル・シンキングを使える人になるための心構え
- ロジカルに「考える」ための基本
- ロジカルに「整理する」ための基本
- ロジカルに「伝える」ための基本
- ロジカルに「問題解決する」ための基本
ロジカル・シンキングが必要な4つの理由
- よい人間関係を築きやすい
- 仕事の効率がアップする
- 自分の感情をコントロールできる
- グローバル社会では必須の武器
ロジカル・シンキングで必要なロジックの組み立て方などの考え方は世界共通のものが多いので、これに従ってコミュニケーションを取れば、お互いの理解が進みやすくなります。
ロジカル・シンキングを学習したのに活かせない人の特徴とは
次の5つが考えられます。
- 専門用語を覚えただけで学んだ気になっている
- あなたの周りの人がロジカル・シンキングを学んでいない
- 活かし方がわからない
- 研修や書籍のケース事例は自社とは関係がないことが多く、自分に当てはめれない
- ロジカル・シンキングを活かせない理由を人のせいにしている
ロジカル・シンキングで重要な三角ロジックとは
論を組み立てる際に大事なのは、次の3つの要素となります。
- 主張(言いたいこと)
- 論拠(理由)
- データ(具体的な事象・事実・客観的な数値)
これらがしっかりとつながっていることが重要であり、説得力を増すために三角ロジックを成立させなければなりません。
三角ロジックは、三角形のそれぞれの頂点に「主張」「論拠」「データ」の3つがあり、この3つのつながりを意識して言いたいことを整理するものです。
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