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数字がゴミになるか宝になるかは、分析次第だ
高橋威知郎氏は言います。
本書では、この「セールス・アナリティクス」という武器を使い、営業・販売促進活動を効率化し、営業生産性をあげる方法をご紹介します。
セールス・アナリティクスとは
効率的に受注でき、営業目標が達成され、収益が拡大し、営業生産性が向上し、さらに営業パーソンの給料が上がる。それを実現するのが、「セールス・アナリティクス」というデータ分析です。
今あるデータだけで、すぐに成果を出す方法が本書では解説されています。
パドー
ハードルが低いので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
こんな人にオススメ
- 営業部門
- データ分析担当
- 経営層
本書の構成について
本書は全部で5章から構成されています。
- データで営業生産性をあげるセールス・アナリティクス
- セールス・アナリティクスの軸となる「3つの指標」
- 集めたデータから重要な数字を生み出す「データの3つの技術」
- データを活かし収益につなげる「数字の3つの技術」
- ケーススタディーいかにして営業生産性をあげたのか
付録が2つ記載されています。
- はじめての「無料分析ツールR」の使い方
- Rを使った予測(簡便法と統計モデル)
営業生産性とは
営業生産性は、営業効率と営業稼働率に分解できます。
営業生産性=売上÷総労働時間
- 営業効率=売上÷営業活動時間
- 営業稼働率=営業活動時間÷総労働時間
営業生産性=(売上÷営業活動時間)×(営業活動時間÷総労働時間)
セールス・アナリティクスの3つの指標
- 成果指標
- ストック指標
- フロー指標
成果指標
成果分析を基に設計する
ストック指標
プロセス分解を基に設計する
フロー指標
プロセス分解を基に設計する
良い指標の5つの条件
- 具体的なアクションとの結びつきが明確である
- 測定可能で定量的に数字で表現される
- 達成可能な目標が定められている
- 売上や顧客数、客単価などの成果と関連している
- 目標達成までの期限が決められている
数字(データ)を生み出す仕組み
- 収集する
- 変換する
- 表現する
収集する
CRMなどのデータを収集する(データをきれいな状態にすることも含む)
変換する
収集したデータを加工・集計・分析することで意味のある情報に変換する
表現する
その情報を報告書やレポート、ダッシュボードなどを使って表現し、見える化する
数字(データ)を活かす仕組み
- 考える
- 伝える
- 動かす
考える
数字(データ)を基に考える
伝える
考えたことを伝え、納得させる
動かす
実際に現場を動かし、成果を得る
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