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教え方には、誰でも上手にできる「型」がある!
濱田秀彦氏は言います。
本書では、教えることを、大きく3つに分けて解説します。それは、知識を付与する教え方、技術を付与する教え方、そして意識を高める教え方です。いずれも必要なもので、活用場面も指導法も異なります。
教えるスキルは、いわゆるポータブルスキルです。
職場が変わっても活用できることでしょう。
本書を活用し、部下や後輩たちに「あの人に教わりたい」と言われるようになりましょう。
こんな人にオススメ
- 後輩を持った方
- 部下を持った管理職
- 指導に悩んでいるマネージャー
本書の構成について
本書は全部で5章から構成されています。
- 知識の教え方ティーチング
- 技術の教え方トレーニング
- 意識の高め方コーチング
- 教えるためのサブシステム
- 教えるタイプ教わるタイプの相性
ティーチングの手順
STEP
動機づけ
STEP
説明
STEP
効果測定
ティーチングは「説明」が中心ですが、それだけでは不十分です。
前に動機づけ、後ろに効果測定を持ってくることで完成となります。
トレーニングの手順
STEP
動機づけ
STEP
やってみせ
STEP
説いて聞かせて
STEP
させてみて
STEP
ほめて
STEP
見届ける
現代では見せるだけで「あとは自分で頑張って」という指導法は、若い人に受け入れられませんので、その後に「説いて聞かせる」説明をするのですが、見せることの重要性は今も昔も変わりません。
コーチングの活用
次のステップを意識しましょう。
STEP
課題の設定
STEP
原因の推定(思考の拡大)
STEP
解決策の立案(思考の拡大)
STEP
解決策の具体化
教えるということ
教わる側は、常に自分のプラスになることを吸収しようと努めるものです。
たとえ受け身の姿勢であっても、求めていることに違いはありません。
教わる側が満足しないとすれば、教える側に責任はなかったかと疑うべきなのでしょう。
教えるということは、教わる側が求める以上のものを提供し、初めて成し遂げられるのだと思います。
教える側も教わる側もともに、学ぶ側に違いありません。
よく教わるものは、よく学ぶものです。
と同時に、よく教えるものは、一番よく学ぶものなのです。
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