読めば明日から仕事のやり方が変わる!
高橋洋一氏は言います。
盛りだくさんの内容の本ですが、デジタル時代を生き抜くために重要なことを全部入れたつもりです。
著者は鞄も書類も持ち歩かないそうです。
泊りがけの仕事の際も、スマホ2台とバッテリーのみ。
身の回りが先なのか、頭の中が先なのか、高橋さんは「スッキリ」を徹底します。
メカ、ガジェットが大好きな私ですから、マニアックな話もありますが、参考になりそうなところを読んでいただければと思います。
- 仕事の効率を上げたい方
- 仕事の成果を飛躍的にアップしたい方
- 評価をとにかく高めたい方
本書の構成について
本書は全部で7章から構成されています。
- 「ユーチューブ」チャンネルを始めてわかったこと
- スマホがあればどこでも仕事ができる
- 私の行っているデジタル仕事術
- 習うより慣れろ!エクセルで実際にグラフを描いてみよう
- データ分析を使ったデジタル仕事術 グラフのコツを大公開
- デジタル仕事術には、セキュリティとトラブル対応も必要
- 究極的なデジタル仕事術のためには、プログラミングを学ぶことが必要
オンライン会議はスマホを使うのが一番楽だ
言うまでもなく、スマホはもともと携帯電話なので、音声通話を前提に作られています。
ゆえに、音声のやりとりは全く問題ありません。
カメラ性能は年々ハイスペックを各社実装してきています。
画像がきれいで、音声もクリア。
ホスト役でなければ、パソコンの出る幕はないはず。
スマホをオンライン会議に使わない理由はないでしょう。
図表から先に書く
説得的に文章を構成する作業は、ビジネスパーソンにとって日常茶飯事でしょう。
あなたも例外ではないはず。
高橋さんは、原稿執筆の際に、いわゆる「論文の書き方」を踏襲し、実践されています。
論文は、問題に対して答えを書く作業です。
説得的に書かなければ意味がありません。
そのために、表とグラフが不可欠なのです。
表とグラフに言いたいことが込められていないのならば、論文としての価値はないのでしょう。
論文は、図表から先に作っていくのがオーソドックスなやり方です。
表とグラフとは、分析の過程であり、分析の結論です。
これらを先に仕上げるのならば、文章は補足的、補完的であるのだから、流れるようにまとまることでしょう。
トラブルを回避せよ
トラブルを完全に避けることはできません。
デジタルツールを利用する場合はなおさらです。
そのために、著者は、携帯電話を2台持ちしています。
コストはかかりますが、安心感は飛躍的に高まります。
大事な場面で電話がつながらないが回避できるのです。
別々の携帯電話会社と契約したiphoneを2台持ち歩いていれば、電話会社のシステム障害のときにも対応できます。
完全に同期させれば、どちらを使っても「同じ」が実現できます。
2台ずつ揃えるのはコストがかかりますが、トラブル対策としては、やはり予備のものを作っておくのが一番です。