あなたは5分で終わる仕事に1時間もかけていませんか?
ファイナンシャルアカデミー代表の泉正人氏は言います。
「仕組み化」がゴールではありません。「仕組み」をつくることができたからといって、すごいわけではありません。でも「仕組み」をつくることによって、時間が生まれます。
1日24時間をあなたは有意義に使っているでしょうか?
生産性を上げるためには、あなただけが頑張っても限界があります。
ゆえに、
仕組みが必要となるのです。
人だろうと、システムだろうと、あなた以外に働いてもらう(作業してもらう)ことでしか、あなたひとり以上の生産性をあげることなどできはしないのです。
頭で考えずにできる作業を減らし、自由に使える時間をつくり、その時間で未来の仕事を創りだす。
それを可能のするのが、仕組み化なのです。
- 効率よく働きたい方
- 自由に使える時間が欲しい方
- 複数の仕事を切り盛りしたい方
本書の構成について
本書は全部で5つのパートから構成されています。
- 「仕組み」があなたの仕事を変える
- 自分の仕事に「仕組み」をつくる
- チェックシートで「作業系」の仕事を徹底的に効率化
- TODOリストを使って、あらゆるタスクを一元管理
- 「仕組み」仕事術が目指すもの
仕組みとは
仕組みとはどういうことかを著者は次のように定義付けます。
「仕組み」とは、「誰が、いつ、何度やっても、同じ成果が出せるシステム」のこと
仕事を分ける
仕事は、次の2つの種類に分かれます。
2つの種類
- 作業系
- 思考系
作業系の仕事
- 頭を使わないで処理できる仕事
- 手や身体を動かすなど行動を伴う実務作業
- ルーチンワークであることが多い
- 書類作成、帳簿作成、会議の準備、議事進行、机の片付けなど
思考系の仕事
- 頭を使って考える必要がある仕事
- 知的作業
- 新規事業のプランニング、企画立案、原稿執筆、経営戦略、人事考課など
作業系の仕事こそが、仕組みづくりに有効なのです。
頭を使わないで処理できる「作業系」の仕事を徹底的に効率化し、そこで捻出した時間を「思考系の仕事」にあてる!
仕組み仕事術の3つの黄金のルール
仕組みをつくり、使いこなしていくためには、3つの重要なルールがあります。
3つの黄金ルール
- 才能に頼らない
- 意志の力に頼らない
- 記憶力に頼らない
そのための工夫として、
- マニュアルやチェックリストなどをつくっておく
- 仕組みの力で自分を動かすように習慣化する
- PCや手帳などを活用して「外部記憶の仕組み」をつくる
才能や意志の力、記憶力に頼って仕事を進めるのは二流。一流のビジネスマンはそれらに頼らず、「仕組み」をつくる!
仕組みで考える人の7つの習慣
大事な7つの習慣
- 楽することにこだわる
- シンプルに考える
- 記憶せずに、記録する
- わからないことは聞く
- 自分の仕事を時給で判断する
- うまくっている人の真似をする
- 自分を「型」にはめる
型にはめるとは、自分が作ったルールで動くことを意味します。
他人がつくったルールではコントロールされないということです。
自分を動かすルールは、自分でつくるのです。
仕組みによって格差が生まれる
仕組み化とは、簡単に言えば、将来の自分の仕事や時間を買うことに他なりません。
仕組みをつくる場合、そのときは仕事がひとつ増えることになります。
面倒であることは否定できません。
しかしながら、
仕組み化することで、時間的余裕が生じ、新しい発想が生まれたり、新しい仕事に取組むことができるでしょう。
仕組み化によって、競争力や大きな成果が得られるであろうことはあなたにも想像できるはずです。
あくせく働くからオサラバしてみませんか?