ムダなし、ミスなし、流れ良し!
カウンセラーである中尾ゆうすけ氏は次のように本書を説明します。
本書はさまざまな角度から、「頭がいい人」と「惜しい人」の特徴を紹介していきます。あなたが自分自身の行動を振り返り、これから先どうあるべきかを考えていただく指針となればという思いで書かせていただきました。
期待されるアウトプットを確実に出すためのヒントが満載です。
できる人のまねをして、能力向上をはかってみませんか?
- 新入社員
- 悩める若手社員
- とにかくいいパフォーマンスを出したい中堅
本書の構成について
本書は全部で6章から構成されています。
- 頭がいい人はゴールから考える
- 頭がいい人は、なぜ効率がいいのか?
- 頭がいい人のミス回避方法&お詫び術
- 頭がいい人が欠かさない仕事の習慣
- 頭がいい人はこうしてサポートを得る
- 頭がいい人の行動の指針とは?
期待を上回る仕事のコツとは
次の3つとなります。
- 依頼された仕事の目的を正しく理解する
- 「何が必要で何が必要でないか」を見極める
- 一歩先を読んでプラスαを付加価値として加える
求められるレベルの範囲で、周りに「おっ」と思わせる対応ができる人は、頭がいいということであり、期待値も高くなっていくのです。
人に動いてもらうための4つの情報
相手にとって、やらなくとも不都合が少ない場合、自ら察して動いてくれることは、ほとんど期待できません。
ゆえに、
以下の4つの情報をきちんと伝え、動いてもらうようにしましょう。
4つの情報
- 目的
- 具体的な行動
- 詳細
- 動機づけ
頭がいい人は、「人に気持ちよく動いてもらうにはどうしたらいいか」という視点を常に持っているので、伝えてくる内容に隙がありません。
頭がいい人の報連相の配慮とは
頭がいい人には報連相に関して鉄則があります。
経過は随時、結果はすぐ
改めて報連相を整理します。
- 報告・・指示命令に対して状況や結果を伝えること。義務に近い
- 連絡・・必要な情報を必要な人に共有すること
- 相談・・問題や提案に対して指示や助言、判断を仰ぐこと
報連相を行う場合に、自分のためだけではなく、上司のためでもあるというスタンスを維持してください。
上司のためでもあるので、相手に負担をかけない伝え方にも工夫が必要となります。
- 5W1Hで漏れがないように伝える
- 結論を先に伝える
- 悪いことほど先に伝える
- 一報は口頭で、記録として文書やメールで
- 伝える情報を精査する
- タイミングを見計らって伝える
- 誤解のないよう、論理的に伝える
- 指示やアドバイスをもらいたいときは論点を整理する
- 提案を認めてもらいたいときは目的と効果を明確にする
他人の力で成長するか、自力で成長するか
人が成長する方法は次のいずれかとなります。
- 他人に成長させてもらう
- 自分で成長する
職場や上司に恵まれない、教育制度が充実していないなどの場合、他力本願であれば、成長機会を失ってしまいます。
しかしながら、成長する人は成長します。
自力で成長するからです。
「環境に恵まれれば学ぶ」ではなく「不利な環境でも学ぶ」
これが自分で成長することに他なりません。
あなたが文句を言っている間に、環境に恵まれた人たちが、どんどん成長していきます。
そして、
あなたより先に環境に頼らないことを決めた人たちも、どんどん先に進んでいきます。
立ち止まって文句を言っている暇は、あなたには残されていないのです。