なぜ計画通りに進まないのだろうか?
野呂エイシロウ氏は言います。
この本に書いたのは、事業計画の書き方などの長大なプランニングの方法ではありません。日々の一つひとつの予定や行動を計画化して、確実にやり遂げるための方法です。
計画を確実に実行するためのコツを著者は次のように説明します。
それはやる気を出すことではなく、準備、習慣、ルーティンといった「自分を動かす仕組み」であると。
動かす仕組みが、55の法則としてまとめられています。
- 計画通りに実行できない方
- 効率よく仕事をしたい方
- 自分の時間を捻出したい方
本書の構成について
本書は全部で6章から構成されています。
- 計画の立て方で人生が変わる
- 目的をやりとげるためのスケジュールの法則
- 効率とスピードをアップする行動管理の法則
- 他人に振り回されないコミュニケーションの法則
- やり忘れを防ぐルーティン化の法則
- ストレスをなくすマイルール作りの法則
スケジュールに目的を書く!
スケジュールに目的を書くと実行力が確実にアップします。
なぜななら、ゴールを設定すれば、そこに自動的に意識が向かうようになる効果があるからです。
この予定はなんのためにあるのか、どう活用すればいいのかという目的をあらゆるシーンで想像してみてください。
スケジュールはただのメモではありません。
スケジュールに目的を書けば、ひとつひとつに目的意識が湧いてきて、次の行動が早くなるのです。
書籍は全ページ読まない
読む目的によって本の読み方を変えましょう。
- 情報を得るために読む本
- 小説など、物語を楽しむ本
情報を得るための読書は全ページ読む必要はありません。
役に立つキーワードを拾い、そのページだけを集中して読むのです。
読むべき箇所だけを読むようにすれば、読書のスピードは高まり、それに従い多くの本が読めます。
本を読み終えるスケジュールを決める。それだけで仕事を加速できます。
インプットの時間を確保する
その時間にやるべきことは、何でもいいから書き込みましょう。
本を読むやテレビを見るなど、いちいちスケジュール化するのがあなたは面倒であると感じるかもしれません。
スケジュールに乗せることで、忙しさにかまけてインプットの時間がほとんどとれないや、ついつい長い時間だらだらと見てしまったを防ぐことができるのです。
繰り返しになりますが、スケジュールに入れるとは、目的を明確化することに他なりません。
明確になると読み方が変わります。集中してガツンと読めるようになります。さあ、スケジュールに書き込みましょう。