年収10倍アップを実現した超・段取り思考法とは
山本直人氏は言います。
また本書では、皆さんが準備段階で必要だと考えている一般的なスキルに加え、さらに1~2段階上の高いレベルの成果を出せるようになるための「準備の思考の型」をあわせてご紹介していきます。
「準備」を深く考える上で特に大事な視点が次の3つとなります。
- 本来の目的を理解している
- 相手視点で仮説を立てる
- 具体的な言葉で結果をイメージしている
本書の重要なゴールは、成果を上げるために必要な「真の準備」ができるようになることです。
- 仕事が遅い人
- 仕事の成果がいまいちの人
- 部下のレベルアップを願う管理職
本書の構成について
本書は全部で8章から構成されています。
- 準備力を鍛える前の基礎知識
- 準備力を強化するマインドセット
- 準備力を強化する思考スキルの全体像
- 圧倒的な成果を目指す構想力
- 実行性を高める計画力
- 確実に進める対応力
- 次の成果を高める検証力
- シチュエーション別一流の準備
準備を再定義する
辞書的な一般的な意味は次の通りです。
準備とは、あることをするのに必要な物や態勢を前もって整えること。用意。支度。
あなたのイメージもこれとほとんど変わらないはずです。
著者は次のように再定義します。
準備とは、実現したい結果とそのプロセスのイメージ化と具現化の全てである。
漏れがないだけでなく、重要なプロセスをしっかりと押さえ、本来の目的を達成するために何が必要なのかを鮮明かつ具体的に構想し、そのために最低限必要な要点だけを押さえ、絞り込んで効率的に準備することが重要なのです。
準備ができていると言える理想的な状態とは
次の3点が実現できている状態が理想的な準備状態であると言えるのです。
- ゴールとプロセスが明確になっている
- モノ・情報ともに大きな漏れがない
- 成果が出ると確信できる
以上3つのポイントをクリアにして、準備ができている状態が何なのか、実務レベルで明確にしていきましょう。
準備する力(準備力)を強化するための4つのスキル
次の4つのスキルを身に付けましょう。
- 仕事のゴールを決める構想力
- ゴールまでのプロセスを設計する計画力
- 準備したことを確実なものにする対応力
- 想定とのギャップを埋める検証力
準備のスキルは「計画」だけと思われがちです。
しかしながら、計画の前段階や後工程にも各々のステップで必要なスキルが存在するのです。
準備の目的は成果を確実に上げることです。その観点でスキルを身につけていかなければならないことを改めて意識しましょう。