あなたに飛躍して欲しいからぜひとも身につけて欲しい
中堅社員のあなたはもしかすると仕事がとにかく面白い時期であるのかもしれません。
それとも、なんだか壁にぶちあたり、煮詰まっているのでしょうか。
チーム(組織)のなかで、それなりのポジションにあって、日々忙しく、結果を何よりも求められているに違いありません。
更なる飛躍を遂げてもらうために、上司は心から成長を願い、大いに期待しているはずです。
あなた自身も周囲の期待を感じつつ、自らを鼓舞し、自身にプレッシャーをかけていることでしょう。
中堅社員のあなたに上司が求めているのは、たったひとつだけです。
「課題設定力」を身につけること
あなたは身についているでしょうか?
課題解決力はどうなのか?
課題設定力に触れる前に、一度整理しておきましょう。
あなたは、課題解決力が身についているでしょうか。
現在のキャリアであるならば、当然に備わっていなければならないはずです。
だって、中堅社員なんだもの。
課題の大きさは別にして、あなた自身が解決を求められているレベルの課題については、そつなく解決しなければなりません。
解決にあたっての3つのレベル
レベルは3つあります。
- 限られた条件下で
- 複数の条件下で
- 無条件下で
限られた条件下で
限られた条件下で課題を解決します。
全ての場合が簡単とは言いませんが、困難であるとはまったく言えません。
できるだけ短時間で解決しましょう。
何よりもスピードが求められます。
あなたなら、できて当たり前。
複数の条件下で
複数の条件下で課題を解決します。
日常的に出現する課題パターンです。
手こずる場合がありますが、基本的には解決できるはずです。
無条件下で
無条件下で課題を解決します。
無条件下とは、言うまでもなく、あらゆる事態を想定してという意味に他なりません。
「変数」の多い方程式を解くような難しさが伴います。
大抵の場合にこのレベルをクリアできれば、次のステージに向かう準備は整ったと言えます。
上司があなたに求める「課題設定力」のステージです。
課題設定力を身につけろ!
中堅社員のあなたは、薄々気づいているはずです。
課題は誰かが用意してくれるものではないことを。
ビジネスとは、誰かの課題を解決することにより対価を得る行為であると言い換えられます。
その課題は、あらかじめあなたの目の前に提示される場合もありますが、多くの場合、自分で見つけるしかないものです。
思い出してみましょう。
あなたが学生であったとき、テストはテストする側(教師)が用意していたはずです。
学生であるあなたは、そのテスト(課題)を解けば(解決する)、目標を達することが可能となります。
ただ単に解けばよかったポジションにあなたはいたのです。
しかしながら、
ビジネスシーンでは勝手が違ってきます。
課題は自分で発見する、もしくは発明するしかないのです。
自分で解くべき問題(解決すべき課題)は自らが作るしかありません。
ゆえに、
あなたが仕事で成果をあげたいのであれば、誰よりも素早く、誰よりも的確な課題を設定しなければならないのです。
あなたに求められているのは「課題設定力」以外にはあり得ません。
実に簡単ではない
ご想像の通り、課題設定力は簡単には身につきません。
なぜなら、設定するとは「総合力」を要請されるからです。
調査力・分析力・想像力・創造力・整理力などキリがありません。
多くの経験を通して、少しづつ身につくであろう能力です。
そのためには、
課題解決力をきちんと身につけるというステップを踏みましょう。
無条件下で課題を解決できるようになれば、課題を設定できるにはあと一歩です。
自分で問を立てることができるようになると、あなたが関わることのできるビジネスフィールドは飛躍的に拡大します。
と同時に、あなたは仕事の虜になっていくはずです。
素晴らしき「自問自答」の世界へようこそ。